バリスタで淹れるコーヒーの味 - その基本はお湯の量
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ネスカフェ バリスタのブラック系のメニュー - エスプレッソ、ブラック、マグカップのブラック の3種類 - は、コーヒーパウダーの量を一定にしてお湯の量を変えることで味の調整する方法で味を実現しているという特徴を、前回の記事で確認しました。これは、好みの味のコーヒーを入れるために、お湯の量によってカップのサイズを変えるということを意味しています。
そこで、バリスタで入れるコーヒーの好みの味とお湯の量、そしてカップのサイズの関係を覚えておきましょう。
おいしさのための準備
お好みカップのサイズは? バリスタで使えるサイズ?
みなさんは、普段ご自分で使われているカップの容量、サイズを把握されているでしょうか? 私は、バリスタを使うようになってはじめて、愛用のカップのサイズを調べました。
左が Cup & Saucer のセットのひとつで使っているカップ、右がマグカップ。それぞれ口切りいっぱいの最大容量にすると、160mℓ、400mℓというサイズです。
これら2つの私のカップのうち、マグカップのサイズ、直径10cmをひとつの目安として覚えていただければと思います。一般的な2ℓ入りのペットボトルの太さが8cm~9cm、あるいは9.5cm程度です。バリスタで使えるカップの最大サイズ、「口の大きさ」がこのマグカップくらいのサイズです。
カップの高さに合わせて
では、高さはどうでしょう。
バリスタにはカップを置く場所にドリップトレイという部品があり、このトレイを上、中間、そして取り外すことで、3段階に高さを変更できるように作られています。
トレイを引き出すようにし、用意されている溝に差し込めば、とても簡単に高さが変更できます。もちろん、カップを置いて、コーヒーが入って重量が増しても、不安定になるということはありません。
上の写真にある 400mℓ、高さ 8cm、直径 10cm のマグカップも余裕で受けとめますから安心です。
カップのサイズを確認して、3段のトレイの位置ごとに、どれくらいの高さのカップがおけるのかを確認して、好みの味とその湯量、そして愛用のカップの関係が整理できるかと思います。
最近はかなり独特なサイズのカップがありますからちょっと注意は必要ですが、
直径 10cm、高さ 約 13cm 以下であれば 使えますよ!^^ (バリスタ i [アイ] のサイズです)
MEMO:
バリスタTAMA/バリスタi [アイ] のトレイポジションには、この上のポジションがありません!
70mℓ レベルのデミタスカップを使うとき、ノズルとカップの距離を近づけられないのでご注意を。旧型バリスタよりもコーヒーが撥ねます!^^;
言い換えると、エスプレッソ、ブラック、マグカップのブラック の標準(デフォルトセット)の味は、一定の範囲で調整ができますが、簡単に言うと、薄めに味を調節しよう(=湯量を増やそう)と思ったら、一回り大きめのカップで楽しんでくださいというのが私のお勧めです。
味の濃さ・薄さ = カップの小ささ・大きさ
カップにこだわりたい時には、
デミタス 70mℓ ←→ 通常カップ 140mℓ ←→ マグカップ 200mℓ を基準として
たとえば、湯量を20mℓ以上増やそうとするなら、
エスプッレソに通常カップ → ブラックコーヒーにマグカップ
→ カップの大きさは 高さ約13cm×直径10cm が上限
をおおよその目安にすると良いように思います。
MEMO:
図に示している数値はおおよその長さです
バリスタの味の調節(=湯量の調整)は決してむずかしくありません。是非、お試しください。工夫次第でアメリカンやカフェオレも楽しめますよ^^
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