母のがん闘病を支援してくれた分子標的薬 - オプジーボを通して学び直そうとしたこと

不安だけを募らせるのでないとすれば

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がん治療が新しい次元に入ったとか、ペニシリン以降の画期的な躍進だと言われているオプジーボという薬。

そのオプジーボという薬と「がん免疫療法」という言葉を知って、およそ5年前、母が投与を受けた分子標的薬というのはどういう薬だったのか、どういう治療方法だったか - あらためて確認しておきたくなりました。

そして、今のがん治療がどのようなレベルになっているのか知っておきたくなったのです。

私たちのからだはどうやって健康を守っているのか、がんがどういう病気なのか、がんの治療はどいうものなのか - そんな基本をとても分かりやすく説明してくれている小野薬品工業株式会社のサイトに「がん免疫とは?」というページがあります。

がんの三大治療として、がんを切り取る「手術」、がんに放射線をあてる「放射線療法」、抗がん剤などの薬を用いる「薬物療法」があります。からだに本来備わっている免疫のはたらきを利用する免疫療法は、第四の治療法と言われています。

素人感覚ですが -
がん免疫療法 というのは、がんに対応・対抗しようとする人のからだとその免疫力の側に立った援護射撃のようなもの?
手術・放射線治療・(分子標的薬などを含めた)薬物治療は、がんに対する攻撃? と理解すればいいのでしょうか。

分子標的薬 インライタ

株式会社クロエ/株式会社クリニカル・トライアルががん情報サイトとして公開している「オンコロ」の、薬剤の基本情報についてのページの中で「インライタ」も説明されています。

その説明を読んでみると -

  1. がんは成長するために栄養や酸素を必要とする。
  2. そのために新しい血管を作ろうとしてVEGF(血管内皮増殖因子)を分泌する。
  3. VEGFの中には血管を作る命令を伝える酵素(チロシンキナーゼ)がある。
  4. その命令が伝達されないようにすることでがん細胞を死滅させる

それがインライタという薬だということが分かります。
そして…

根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

に使える効果があり、

高血圧、高血圧クリーゼ、動脈血栓塞栓、静脈血栓塞栓、出血、消化管穿孔、瘻孔形成、甲状腺機能障害、創傷治癒遅延、可逆性後白質脳症症候群、肝機能障害、心不全

が「重大な副作用」とされていることも分かります。

MEMO:
主治医に紹介され、母も私も読んだインライタの専用サイトが
https://www.inlyta.jp/contents/ でした。

inlyta.jp
インライタについて

「オンコロ」の説明を読んで思うのは、インライタはがんの活動の基本を抑えることができる薬なんだなと感じます。それでも、使えるのは特定のタイプの腎細胞癌だということは、

  • 新しい血管を作ることを邪魔されることに弱いのが腎細胞癌? ということ
  • 腎臓がん - あるいは がん には - 腎細胞癌 と呼ばれる以外の状態・形態がある? らしいということ
    (それは ステージ と関係があるでしょうか?)
  • ある特定の腎細胞癌は、チロシンキナーゼを多く分泌する? のだろうか? ということ

が分かってきます。

分子標的薬とは?

そのものずばりの説明が認定NPO法人キャンサーネットジャパンが公開している「もっと知ってほしい がんの分子標的薬のこと(2014年)」にありました。

がんの分子標的薬は
どのような薬ですか

A.がん細胞の増殖に関わる特定の分子(たんぱく、遺伝子)を狙い撃ちしてがんの増殖を抑える薬です。

当時、母の主治医は「普通の抗がん剤とは違うのです」という言い方で説明してくれたのが、この説明とほぼ同じ内容でした。

そして

  • 薬が効果を発揮できる条件
  • がんの進行の度合い
  • がんの種類
  • 患者と薬の相性
  • そして、薬のメリットと裏表にある危険性を含めたデメリットなどなど

たくさんの要素が絡み合って治療や投薬が出してくれる効果が違ってくるらしいということを学びました。

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そして、インライタは確かに、転移した母の腎臓がんを小さくしてくれたのです。
そして、「オンコロ」の「重大な副作用」の説明にあった高血圧を副作用として引き起こしもしました。
副作用として予測されたとおり、手のひら・足の裏の皮膚が痛みを感じるほどに荒れて母を悩ませもしました。

薬や薬を使った治療を理解して投薬に踏み切るまでの見極めとか、投薬をはじめてからの経過を見る時間というのは、安心感と不安が表裏一体。
バラ色なだけではないということを覚えておかなければいけないと思ったことを思い出します。

 

オプジーボがどんながんに、どんな効果をもたらしてくれるのか、私にはよく分かっていません。
ただ、思うのは -
患者の望みに少しでも答える薬であってほしいということ、ただそのことばかりです。

 

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