使い慣れているはずのソフトウェアで確認する「製品」というもの
Jetpackがむずかしいのか、WordPressとその周辺についての私の勉強が足りないのか - 実のところはその両方なのだろうなぁと分かってきたような気もするのですが、いずれにしてもJetpackに悩まされる日々を整理しないと (もとい! Jetpack周辺をもっとちゃんと学習するなりして代わりの運用を学ぶ時間を捻出することを頑張らなくては) いけないのですね^^;
iPhoneにインストールして利用していたWordPress、アイデアを書き残したりしてきましたが、突然、”保存の際にエラーが発生した”という意味合いのエラーメッセージが出て、投稿も下書き保存さえできなくなりました。
その症状にはJetpackがからんでいるのではないかとにらんで、有効にしていたJetpackとの連携を解除してみると、当然のことながら統計情報などJetpackの機能は使えなくなりますが、保存機能はあっさり回復。
ここから先が深くて長いのですね^^; もしもJetpackをこれまでのように使いたいと思うのであればですが。
WordPressやプラグインはちょっと特殊なデジタル製品
あらためて言うようなことではないくらい、もう一般化していることではありますが、WordPressやプラグインなどを使うときの心得とでも言えばいいでしょうか、その製品がどういう機能を備えているのか、どんな目的で使おうと思うのか、その目的のためにはその製品をどのように使えばいいのかなどなど、使う側の努力や学習が不可欠な製品ですね。
使うには、あるいは使いこなすための方法をユーザー自身が確認しながら使う、使い方をしっかり理解した上で購入する、そのことを前提にした製品だと言えるのでないかと思います。
一方、たとえばiPhoneという製品を考えてみると、”ここにあるよ” というようにはっきり分かる形で取扱説明書の所在がすぐには確認できない製品ですが、”言わなくても分かるよね” というレベルに近い、ある意味ユーザーを選ぶ、直感的な操作性を前提としたデジタル製品だと思います。
片や、”言わなくても分かるよね” で、すぐ手の届くところに取扱説明書がない製品、けれど一定の人たちにとっては十分に使いこなせる製品。
そしてもう一方は、使い方を確認している、あるいは確認していくことを前提にした製品
- 最新のデジタル製品にはそんな特長があるということを、特に私のような理解力や対応力がまだ十分ではない者はそのことをよく理解しておく必要があるだろうと思いうのです。
今回、なぜかJetpackがつながっているからWordPressの基本機能が使えなくなった、というように見える症状が出たのですが、一見しただけではその原因が分からない製品を使っているのだということを理解しておかなくてはいけない - そして、さらに気をつけなくてはいけないのは、WordPressや関連するプラグインが特別ということではないということ。
ソフトウェアやアプリだけではなく、家電・オーディオ製品でも、自動車やカメラでも買って使ってみてはじめて、あるいは使い込んでみて、その製品の本来の機能とか価値が分かるということには変わりはありません。
自動車を購入するためにカタログを精査し、試乗をしたとしても、たとえば3,000km, 5,000kmと走って変化するかも知れないクラッチミートの感触とか、50,000kmを超えて変化するかも知れないサスペンションのレスポンスフィーリングとかまで分かるものではありませんね。そうした製品のライフサイクル全体を買っているはずなのです。定期点検で性能や機能を維持しなくてはいけない、ということを承知で買っているのです。
ソフトウェアやアプリには、アップデートやアップグレードなどといった製品への変更がかかることがあります。日常によくある常識の範疇でしょうが、今回もし、WordPress for iPhoneでの保存・投稿ができなくなったという症状の原因がJetpackの仕様変更にあったのだとすると(実際のところこの症状は以前からインターネット上で語られていたことなのですが)、ユーザーとしてはどういう製品だったかということを含めて確認・認識をしなくてはいけないと思います。
どう確認するか? という疑問を持つようでは困るのですね。機能説明はもちろん、利用規約やプライバシーポリシーなどを読んで、了解して使っているのですから。
さてさて、今回の症状の解決策はどんなところに落ち着くでしょうか^^;