ゴルフクラブの呼び名の不思議はどこからきたか
いちばんの疑問、というか不思議は、メタル製なのにウッド(木製)と呼んでいること。ゴルフクラブの呼び名に不思議を感じている人はいないだろうか? ということ。
ウッドクラブと言えばパーシモン製が一番と言われたのはいったい何年まえのことだったでしょう?
考えてみると、私がゴルフ場に勤めていたころはそうでしたから、25年から30年くらい前まで⁈^^; は、ということになりそうです。要するに、もう忘れ去られた大昔のことですよね^^;
ウッドという呼び名はアイアン(クラブ)とセットになったもの。木製、鉄製、くらいのイメージで使い分けたのだろうと思うのですが、そのウッドがメタル製?? というちょっとこんがらがりそうな状況です。
これだけメタル製のものが多くなってくると、ウッドと呼ぶこともなくなるんじゃないかと感じませんか?
ゴルフファンなら知っているだろうタイガー・ウッズというプレーヤーはプロデビューのときにメタルウッドを使っていたんですよね。1996年だったでしょうか? もう30年近くも前のことですね。
そのタイガー・ウッズのデビューから数えると、その年に生まれた子が今は20歳を超えているわけで、彼らがたとえば、ゴルフクラブがその昔、木製だったことを知らない世代だとすると、ゴルフクラブには木製ものもと金属製のものがあったというのは、今の感覚ではないような気がしませんか?
彼らはもしかすると、金属製のゴルフの道具をなぜウッドと呼ぶのか不思議に感じて、いつしか、彼らの感覚にしっくりくる呼び方を編み出しているんじゃないかとさえ思います。
言葉の不思議はもう少し別の角度でも出てきますね。
アイアン(鉄)以外の金属を使ったクラブという意味で、メタルウッドと呼ぶ - それが面白いですね。
野球では金属バットと呼んで、メタルバットという呼び名はあまり聞いたことがないです。メタルウッドに対して金属ウッドという呼び名もなさそうですもんね^^;
同じやるならやっぱりメタルウッド!?
ゴルフをやったことのある人なら、ゴルフがとてもむずかしいということを知っているんじゃないかと思います。思い描いた弾道を描いてボールが飛ぶようになるのにどれくらい練習すればいいかも。
そのくらい、ボールをまっすぐ(=自分が思うような方向へ)飛ばすのはむずかしいものです。
思うような方向へ行ってくれないだけでなく、右へ左へ、悲しい放物線を描くことが多いんですよね。
スイートスポットで捉えた感触はなんとも言えないステキなものですが、メタルウッドが出はじめ、ツーピースボールが出はじめ、パーシモンのドライバーのフェイスインサートにカーボン製のものが出はじめたころ、文字通りのナイスショット!! ボールを芯でとらえたと思った瞬間、使っていたドライバーのヘッドが2つに割れるということがありました。
そんなに安いものではなかったはずなんですが… お気に入りのHONMAブランドのものでしたし。ただあの当時は、パーシモンの限界を超えるほど、ボールが硬くなってしまったのかなと感じたものでした。
そんなこんなで、なぜ今メタルウッドなのか、何となく分かるような気もするのです。
数十年前に買った私のメタルドライバーより、今のメタルドライバーはサイズも大きく、安心して振れますもんね^^; 芯をはずしたとしても曲がりずらいと言いますし^^
それに、パーシモン製ドライバーのヘッドが割れた経験をしている私は - たまたまなんだろうとは思いますが - 同じ使うなら、今はやっぱりメタル製かなと思うのです。