最初の告知を受けてからほぼまる2年後、母には、自分の病気がどれくらい重いものなのか、治療に望む意味がどれほどあるのかを理解したいという思いがありました。その思いで、「余命がどれくらい残っているものなのだろうか」と患者である母と家族である私たちの方から、主治医に訪ねたのでした。
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終活 - “おひとりさま” の意味が分かってきた
「おひとりさまの最期」のカバーにかけられた帯に「在宅ひとり死」という言葉が印刷されています。この言葉をはじめて目にしたときは、受け入れるのがむずかしい言葉だと感じたものですが、父が亡くなり一人になった母の暮らし方や私たち子どもからの働きかけへの反応を見ていて、「おひとりさま」の意味を確かめるような感じがしたものでした。
もっと読む余命宣告のあと、命をどう続けることができただろう
今からおよそ2年前の2017年10月、腎臓の機能が低下からこのまま何もしなければ… という余命宣告を受けた義母。
私にとっては二度目となる余命宣告。
義理とは言え、私たちは何か助けになることはできないものかと考えながら、余命の限界を超えて6か月がたっています。