保険についての情報
母の闘病の間、母が加入していた医療保険と県民共済に、私もずいぶん助けてもらいました。まさに『継続は力』を実感したものでした。自分にもしものことがあった時のためにという意味では、保険も重要なエレメントのひとつ。定期的な見直しも必要でしょう。
保険証書や契約書の最新版をクリアファイルなどにファイリングしておくとか、所定の棚の決まった引出しの中に保管しておいてその場所を記録しておく、家族に知らせておくだけでも、いざという時には私が経験したのと同じ助けになってくれるはずです。
生命保険や医療保険、自動車保険などにはじまり、個人年金保険や学資保険など、保険の種類は多岐に渡っていますが管理しておくべき情報は保険証書、契約書に記載されている項目。中でも、家族など自分以外の人に支払い申請を頼まなければならない状況を考えると最低限、どこの保険会社と誰が契約している保険か、保険会社のどこ・誰に連絡すればよいかという情報が必要です。
- 保険の種類やサービス(商品)の名前
- 保険会社
- 証券番号
- 契約者は誰か
- 被保険者は誰か(何か)
- 保険対象(支払い請求できるのは?)(病気、けが、入院、死亡など)
- 保険金額、特約の内容(例: 三大疾病による死亡 3,000万円など)
- 保険金の受取人は誰か
- 保健期間
- 保険料
- 連絡先
保険金の支払い申請にまず必要になるのは支払い申請書。普通、申請書を保険証券といっしょに持っているということはまずないのではないかともいます。連絡窓口に連絡を取り、支払い申請書を送付してもらう - その際、自分の身分や保険契約者、被保険者との関係を証明する情報のひとつとして必要になるのが保険証券です。
そして、各保険の種類、保険金支払いの条件に合わせて症状や状態を証明するための書類が必要です。
- 死亡保険金には、死亡証明
- 医療保険金には、診断書
- 火災保険金・地震保険金には、
損害額を証明するための書類(修理見積書など)、写真ほか
そうした添付書類についての詳細は、連絡窓口に支払い申請書を要請した時点で説明してもらえますし、申請書類のセットに説明があります。
MEMO:
私が母のために支援を求めたのは大手保険会社の医療保険と県民共済。入院手当金もがんによる死亡保険金の支払いも、県民共済の対応の丁寧さ、速さはとても印象的でした。
年金についての情報
年金についての情報は言うまでもないでしょう。一般的な会社勤めをしていたり、自営業を営んでいたりと生活資金を何に頼っているかによって加盟している年金や支払っている金額も違ってきますが、
- 公的年金の基礎年金番号をはじめ、
- 私的年金の名称、連絡先
が基本的な情報です。
年金について気をつけていかなくてはいけないのは、今年2016年1月から導入されたマイナンバー制度でしょう。
これまでは、厚生年金の適用対象となるサラリーマンだけが雇用者である会社を通して毎月、給料から年金額が引かれてきていましたが、マイナンバーを持つことになる国民はほぼ一律に所得情報をマイナンバーを通して把握されることになるでしょうから、年金額が変化してくるという可能性もなくはないでしょう。
さらに今後、マイナンバーが預金口座や証券口座とリンクするようになったりすれば、資産情報をもとにした年金運用に切り替わっていくようなことも考えておかなくてはいけないのかも知れませんね(2016年3月現在では資産課税という言葉はあっても、運用の詳細はまだ決まっているわけではありません)。
とすれば、関連項目としてマイナンバーも視野に入れておかなくてはならないでしょうか。マイナンバーの管理はとてもデリケートでむずかしいものですから別に確認をしてみなくてはいけませんね。