Excel が便利に使える?? スクロールロック(Scroll Lock)という機能
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スクロールロック(Scroll Lock)というと、個人的には Excel ならぬ Lotus 1-2-3 を思い出します。
まだ Windows ではなく MS-DOS という OS で表計算を覚えようとしたとき、使える表計算ソフトが Lotus 1-2-3 で、そのときにこのスクロールロックの使い方を覚えたものでした。
それほど昔からあるこのスクロールロック。今使うシチュエーションがあるとすればやはり表計算ソフトの Excel を使うときくらいのもののような気がするのですが、なぜ今も残っているのでしょうね。
Excel + スクロールロック(Scroll Lock)という機能
Excel でシートデータを使っている状況でこのスクロールロック(Scroll Lock)を ON にすると…
この機能を ON にしたとき選択状態の(カーソルがあった)セルから、矢印キーでカーソルが移動できなくなります。
実はこの呼び名、スクロールロック ではなく、セルロック と呼ぶ方が(私には)ピンときます。シートの表示そのものはスクロールできるからです。
その動きはちょうど、マウスのホイールを操作したときと同じ - つまり、カーソル位置を変えずにシートを上下させるイメージです。そして…
そうです!! カーソル位置を変えずに矢印キーでシートを左右に移動させることもできるのです。
矢印キーでセルからセルにカーソルを移動させよう、ということができない!! という症状になってしまったら、スクロールロック(Scroll Lock)キーに誤ってさわっています。キーのラベルはキーボードによって違いがありますので、その確認をして Scroll Lock キーをもう一度押して機能を OFF にしましょう。
スクロールロック(Scroll Lock)の ON / OFF
Excel で操作
普段、ほとんど意識することはないと思いますが、Excel のステータスバー(ウィンドウの下枠)上でマウスの右ボタンをクリックしてください。
フローティングメニューが表示され、その中に [Scroll Lock] があります。
このスナップショットでは少々見にくいのですが、赤い矢印で示したセルが選択状態のまま、カーソルはそのセルにロックされています。
Windows で操作
Windows ボタンから [Windows簡単操作] [スクリーンキーボード] を選ぶと、バーチャルキーがディスプレイに表示されます。
ノートパソコンなど特殊なキーボートで Scroll Lock キーがない!? とか 分からない! というときには覚えておくといいかも知れません。
(Excel のステータスバーでほとんど用は済んでしまいそうですが…^^;)
エクセルシートの操作をしているとスクロールロックの意味が分かりますね。