症状の発端は、頻発するようになった503エラー!
W3 Total Cache: 0.9.7 をインストールしたときと同じようにサイトの仕様を確認しておくと…
- WordPress: 4.9.8
- WPTouch Pro: 4.3.25
- テーマ: Poseidon 1.4.2
- ロリポップ: スタンダードプラン / モジュール版PHP 5.6
ロリポップを利用していて、PHP(CGI版からモジュール版へ)のバージョン変更を考えたのはサイトの反応がにぶくなっていているように感じたからだったのですが、そのPHPのバージョン変更をしたあと、503のエラーが頻発するようになりました。
PHPのバージョンアップ=処理速度・表示速度の向上と思っていましたし、
CGI版PHPを使っているときには503のエラーは一度も表示されることがなかったので、
ロリポップのモジュール版PHPと私の WordPress の環境は相性がイマイチだったか?と感じますが…
このエラーメッセージにぶつからなければ、サーバーの負荷状態という視点を持つことはできなかったろうと思います。
ロリポップ サポートへの問い合わせ&回答
私はBroken Link Checkerを設定して、リンク切れが起こっていないかを継続的にチェックするようにしています。ただ、ロリポップ歴 約5年を通して 404 というエラーが補足されることはあっても、503 がレポートされることはまったくありませんでした。
503 エラーの意味
503エラーをレポートしていたのはBroken Link Checkerだったのですが…
”503 Service Unavailable” とレポートされるのはほとんどが、ヨメレバで取得した書籍を紹介しているURL。しかも、503 ですからリンク先にたどり着けないというわけではなく、調べてみればどのURLもちゃんとつながっています。
これはどういう症状なのかと、その意味をロリポップで調べて説明をよくある質問で見つけました。
■アクセス集中などで同時アクセス数の上限値を超えている
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(中略)
■サーバー負荷の影響を受けている
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
サーバーが高負荷の状態になると、サイト閲覧時に503エラーのページが表示されることがございます。
「一時的にアクセスができなくなっている」?? というほど、私のサイトはアクセスが多くはありません。
そこで、ロリポップのサポートに相談しました。
ロリポップ サポートで調べてもらうと…
いくつかのphpにアクセスが集中しているけれど
一番負荷が発生しているのは「/wp-admin/admin-ajax.php」のファイルになり、
どのコンテンツよりも高負荷が発生しております。恐れ入りますが、処理内容を見直していただき、
負荷を減少していただくことによって状況が改善するかと存じます。なお、ご提案となりますが、ご利用のプラグインが行っている処理について
見直しを行っていただくことをおすすめいたします。また、コンテンツキャッシュを有効にすることによって、503エラーの発生を
低減させることができる可能性もございます。
という回答とアドバイス。
この回答・アドバイスを読んで最初に頭に浮かんだのは、表示速度を測定してくれるウェブサービス GTmetrix の測定結果でした。
このスナップショットは今使っているテーマ Poseidon のマガジンウィジェットをOFFにしたときのBefore/Afterですが、PageSpeed Scoreのとなりにある YSlow の詳細を見ると、サーバーレベルの「要改善」項目が複数あり、中でも画像の読み込みがボトルネックらしいということが分かったのです。

その YSlow! の項目に上がっていたのが Use a Content Delivery Network (CDN) 。
ロリポップ サポートがアドバイスしてくれたのが コンテンツキャッシュというというのは、共通した改善項目だな、と思うのです。
表示速度の速い・遅いというのは、
- ロリポップ サポートが言っている「ある処理のための負荷状態」
- GTmetrix の測定が示している「ボトルネック」
に通じるものだということが、ようやく頭の中でつながってきました。
to be continued…