取扱説明書・マニュアル - 伝える製品の方が変わってきている?

自動車から家電や携帯電話と同じカテゴリーに?

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「私たちが使う製品はこれまであった製品が進歩した最新型だということが多い!?」
ということを書いて、取扱説明書(マニュアル)ってどういうものだったかを考えたことがありました。

取扱説明書の翻訳にたずさわる時間が長い分、取扱説明書には何が求められているだろう? なんていうことを考えていたからですが、
「これまであった製品が進歩した最新型」と表現したかったのは、
「それまでは別々のものだった製品をまとめたものが、今の製品なのかもしれない」ということでした。

たとえば 自動車。

”走る(止まる)” 製品 自動車はどう進化したろう

ベンツが産み、フォードが育てた… とも言われる自動車ですが、

  • 携帯電話
  • USB
  • Bluetooth
  • クラウド

そして

  • OS とストレージ
  • 通信技術

といういくつもの技術と出会って、それまでの自動車とは違うものになりはじめたんじゃないかと思うのです。

時系列的に自動車の進化の概要をたどってみると…

走り、止まり、人や荷物を運ぶ製品に生まれ
安全に走り、止まり、人や荷物を運ぶ製品になり、
安全/高速に走り、止まり、人や荷物を運ぶ製品になり、
安全/高速に安定して走り、止まり、人や荷物を運ぶ製品になり、
安全/高速に安定して走り、止まり、人や荷物を運び、電話をかけられる製品になり
安全/高速に安定して走り、止まり、人や荷物を運び、スマホをつなげる製品になり
安全/高速に安定して走り、止まり、人や荷物を運び、スマホをつなげ
操作を助ける製品になる

「走り、止まり、運ぶ」機能だった自動車は、201x年ごろ、「走る」こととは違う技術と出会い、それを取り込むことで「自動車」と違うものに進化するようになった…. そんなふうに見えるのです。

私は、「整備要領書」という資料の翻訳という形でこの産業翻訳の世界に入った人間ですが、30年近いその当時すでに、たとえば ディファレンシャル というシステム(機能や構造、素材を含めた全体)は、すでに完成したシステム だと言われていました。

その一方、今では安全のための標準装備? と言ってもよい SRS エアバッグ というシステムはまだ、「SRS エアバッグ」という製品にはなっていませんでした。

ガレージに止めてある “もの” はやっぱり自動車?

ディファレンシャルが、「高速に安定して」走るための技術だったとすれば、
SRS エアバッグは、「高速・安定した走り」の「安全性」を高める技術だったと言えるように思います。

  • ターボチャージャー しかり
  • 自動防眩ヘッドライト しかり
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もしかすると

  • ヒートシーターや
  • シフトパドル
  • (トランクルームに使う)ラゲッジネット

もまだ、「(安心・安全に)走り(止まる)」ための技術の一部だったように思います。

そして思うのです。
自動車は、携帯電話(スマホ)の技術を持てるようになったころから、「走り(止まる)」機能、製品ではなく、もう一歩先の製品になったなと。

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