Quality Of Life(クオリティ オブ ライフ)ってどんな意味?

Quality Of Life(クオリティ オブ ライフ)という言葉を知っていますか?

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Quality Of Lifeという言葉はどれくらいみんなが知っている言葉になっているでしょうか。私がこの言葉に出会ったのは母のがんの診察に付き添った診察室でした。つまり、お医者さんたちが使う言葉として出会ったのです。

私の仕事は英語も相手するものですから、「生活の質」 と直訳で理解して話しを聞いていました。その言葉が出てくるということは、病状は予断を許さないものなのだろうと感じながら。

その言葉の意味を解説してもらわなくても、私には十分理解できる内容だと思っていましたので質問もしませんでしたが、担当医の話しはそのまま続けられたのです。がんへの対応を専門にしている大学付属の病院では日常的に使われている言葉だったからでしょうか?

医療、それもがんを相手にする治療の世界で使われるとき、この言葉の意味には色々なものが含まれています。
がんの治療に伴うであろう精神的な苦痛、副作用といった負担、そしてその負担に向き合いながらも、心も身体もごく平静に過ごしたいと望む - たとえばそんな時、負担と生活のバランスをQuality Of Lifeという言葉で表すのです。

私の学生時代、よく耳にした言葉に - 今でも同じように使われているでしょうか? - 「生きがい」 という言葉がありました。”生きていく上で自分の生活、ひいては人生をかける価値があると感じるもの” というような意味合いで使われていたと思います。

生きがいという言葉が積極的に自分から定め、求めていくものという感覚を持ったものだとすると、Quality Of Lifeはもう少し幅の広い、客観的な意味合いで使われる言葉と言えるでしょうか。

Quality Of Lifeについては、こんな説明を見つけることができます。

クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

出典: ウィキペディア フリー百科事典

Quality_of_Lifeを考えるとき
(c) Can Stock Photo

自分と自分の生活を見つめるためのQuality Of Life

介護というものをより良く理解しながら、両親や自分の老後ということを考えてみる。その時、Quality Of Lifeという言葉がひとつのヒントになるような気がしています。がんのような病に見舞われたとしても、幸いにして健康に過ごせていたとしても、満足度・幸福感のようなものを実感できる生活がしたいものだと感じます。

生命力が充実している年齢の時にはより積極的に生きがいを求め、現役を退くほどに年齢を重ねるようになり、疲れを知らなかった頃のように身体に頼ることができなくなればより静かに安定したQuality Of Lifeを確かめる - そんな感じでしょうか。

両親や自分の生活の背中を支えるもの、足元をささえるものという言い方をしてもよいかも知れません。

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ですから、Quality Of Lifeはより高くと思ったりします。ただ、何に喜びを感じるか、充実していると感じるか、満足だと思えるかは、一人ひとり違うものでしょう。質とかレベルとかいう言葉で比較はできないように思います。そこで、自分に合ったQuality Of Lifeという考え方をしてみようと思うのですが、どうもそこでは心と身体の健康、そしてそのバランスが鍵になるように感じ得います。

終活という切り口で自分たちの生活を考えてみようとするときのヒント、Quality Of Life。これだと思えるものにたどり着けるでしょうか。

To be continued…

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