自分らしく暮らしたい - 自分の親がそう望んだとしたら

「暮らす」 - 人それぞれの理想をあらためて感じたとき

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自分の両親、あるいは一人残った片親が、一緒に住んでいる実家を出て一人で暮らす、そのために老人ホームを探すと考えたとしたらどうすればいいでしょう。

これまで、自宅 - 老後 - 介護 - 看取りをつなぐことはできるだろうかと自分が住む地域にある可能性などを探してきました。
それは、自分と妻の生活を中心においてのことでした。それと、私の両親の最晩年に付き添った経験が重なっていたのです。

そうしたイメージとは逆に、自分の親が自ら老人ホームに入って一人で暮らすと言い出したとしたら。そんな思いを実現してやることはできるのでしょうか。

老人ホームには、介助や支援、介護を必要とする高齢者に家族が完全に付き添って暮らすことができないとき、支援を求める先というイメージが先に立つように思っていました。ところが、自分からそう遠くないところに、自らホームへという希望もあり得るのだという例を耳にして、自分のうかつさや楽天的に過ぎたのかなという反省や色々なことが頭をよぎっています。

介護の支援を必要とするような人ではなく、健康に自立した生活ができている人だから出せた希望なのかもしれませんが、そのことにも考えさせられます。

わが子の独り立ち - 子離れ - という試練の後に、親が自分の近くから離れていく - 第2の親離れ - が来るとしたら、私たちはよほど心を柔らかくしていなければ対応できるものではないだろうと感じます。
そして、わが子の独り立ちを受け入れて協力したように、そんな親も受け入れて、協力すべきではないのかなと思うのです。

たぶん、わが子の時と同じように、身元保証人 - あるいは保護者 - として署名しなくてはならない立場になるでしょう。それは、最終的な決定の権限と責任を問われるということですから、かなりの抵抗感を伴うことなのだろうと思います。いかに大過なく、つまり、周囲に迷惑が及ばないように、想定外の出費や心身の負担を求められることがないようにと思うから尚更だろうと思います。

what you find your way to live
(c) Can Stock Photo / ironjohn

高齢者が一人で暮らせる住まいとは

「自ら老人ホームに入って一人で暮らす」 - たぶんそれを決めるのは家族にとっても本人にとっても簡単なことではないでしょう。
けれどあえてそれが “本人が、冷静に、客観的に十分考えた末に出した結果” だとしたら・・・

そこまで話しが進んでも、そこから先が意外とむずかしいものだと思うのです。
たとえば、私は

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護付き有料老人ホーム

という2つの名称を思い浮かべることができますが、その内容や違いがよくは分かっていません。

特別養護老人ホーム:

  • 基本条件: 要介護度3~5、年齢65歳以上の高齢者
  • 補足条件(施設ごとの基準):
    • 長期の入院が必要ない
    • 感染症などの病気にかかっていない
    • 身元保証人を必要とする など

2つの条件で入所資格が測られます。

介護付き有料老人ホーム:

  • 基本条件: 要支援1~要介護5、年齢65歳以上の高齢者
  • 中には自立した人も受け入れてくれる混合型と呼ばれるタイプのホームも
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私が知っている2つの施設は、基本的に介護の支援を必要とする人のためのものでした。

では、健康な自立した高齢者の一人住まいに必要なものは何でしょう?

to be continued …

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