年相応!? 医師のアドバイスには従ってみようか
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年相応ということなのでしょうか?^^;
これまで胃カメラを使った検査をしたことがないのならば、このあたりで一度、胃カメラを使った検査で胃を中から見ておいてもいいんじゃないかと思うのですが… と検査を勧められました。
鼻から通す胃カメラでむずかしさもストレスもなく、スムーズに検査できると思いますよ… というのです。
自分だけでなく、家族を含めて病院との付き合いが浅くない私は、レントゲンはもちろん CT や MRI も性能や検査の意味をそれなりに理解しているつもりです。1年に1度、人間ドックに近いレベルの検査を受け続けていても、レントゲンのようなより間接的な検査だけで、必要によっては「要再検査」の結果をもらって検査をしてもらうことをくり返してきたので、胃カメラの検査を勧める主治医の言おうとすることが何となく分かるような気がしました。
そして鼻から通す胃カメラで胃カメラの初体験!!^^;
これが想像以上に楽に終わったのです。
胃カメラの準備は前日から
人間ドックを受けるような場合と、準備は大きく変わらないと思います。
- 前の日の夕食は 21:00 までにとること。
できる限り消化のよいものを。 - 検査当日は水、お茶、スポーツドリンクであれば飲んでもOK。
ただし、飲むのは検査の3時間前までに! - 常用している薬がある場合は飲んでもOK。
ただしこれも、検査の3時間前までに! - 服用してよい薬には条件があるようですから、主治医に確認を!
私の場合、検査予約は朝の9:00でしたからあまり影響はありませんでしたが、検査の時間によっては 「前日の21:00までに夕食を」というのは空腹で大変かも知れませんね!^^;
- 汚れてもいいタオルを1枚
という指示に従い、署名した検査についての同意書も持って出かけました。
鼻にスプレーする麻酔薬
10cmよりもう少し長いまっすぐのノズルがついたスプレー器で2回(細かくカウントすれば3回)に分けて麻酔薬(液)を鼻孔にスプレーします。
スプレーの前には、看護師さんから
- 麻酔液のかけ方
- 鼻からスプレーした麻酔液がのどに回り込むということ
- のどに流れた麻酔液は(のどにも麻酔効果が効くよう)そのまま飲み込むようにということ
- 麻酔薬の効き目で場合によると少しむせたような状態になることもあるということ
が説明されます。
麻酔薬のスプレー、1回目は片方の鼻孔に3回、合計6回。2回目は片方5回を2セットで左右を合計すると20回!^^;
薬剤は少し苦い味がするのですが、鼻孔から入った麻酔液が鼻の奥からのどに染みるようにじんわりと流れ込んできます。
私は花粉アレルギーがあるので普段から点鼻薬を常用していて、薬液がのどに回り込むように流れ込んでくる感じには慣れています。ですから、違和感や気持ちの悪さをあまり感じることはありませんでしたが、もしかするとこの感覚があることを知っておく - 心の準備!?^^; - は必要かも知れませんね。
病院によって手順が違う?!
私が受けた検査は鼻孔(とのど)に麻酔薬をスプレーしただけでそのまま検査… という流れでした。
ジーンズで出かけましたので、検査台に乗るとき、お腹が楽なようにベルトをゆるめるようにとアドバイスを受けましたが、麻酔薬のスプレーから検査開始まで15分ほどという手軽さ!?^^;
ただ、検査の仕方は病院によって少し違いがあるみたいですね。
バリウムを飲んでレントゲンで検査するとき、
- 胃の動きを押さえる薬を注射され
- 胃を膨らませる炭酸剤を飲んでから
- バリウムを飲む
という手順をとることがありますが、
友人の経験を聞いてみると、鼻から通す胃カメラの検査も(注射ではないですが)
- 胃内部がよく見えるようにする薬? を飲み
- その薬が胃の内側にまんべんなくつくよう、横になってから体を回し
- 鼻孔への麻酔薬もゼリータイプのものを使う
という病院もあるようです。
鼻を通す胃カメラは本当に楽なんだろうか?
今回、鼻から通す胃カメラを経験したのですが、口からの胃カメラというのは話しに聞くだけで経験したことはありませんでした。
口からの胃カメラについては
- 麻酔薬をのどに効かせるための方法がむずかしくて… とか
- カメラがのどを通るとき、嘔吐神経に触れるから苦しくて…
という話しを友人・知人から聞いていました。
いかに細くできていてもそうだろうな^^; という緊張を感じざるを得なかったのですが…。
鼻から通す胃カメラは -
「体を横向きに、壁の方を向いて横になってください」と言われてから、のどぼとけの少し下あたりに軽い違和感を感じるまでほんの数秒!? という感じでとてもスムーズ。
さらに食道から胃に入るあたりだろう(噴門部)と感じる部分を通るらしいときにさらに軽い(ほんのかすかに、胃を体の中から押されている?? というような)感覚があっただけ。吐き気も痛みも感じることはありませんでした。
その後、「あと少し、十二指腸の入り口(胃の幽門部)まで見ますから」と言われるまで、検査がはじまってからの時間感覚は5分より少し長いな、10分たっているだろうか? という感じ。
胃の内部を見るために液状の薬剤を使っていた様子で胃の中に冷たさを感じることがありましたが、何と言っても驚いたのは、カメラを入れるときも抜かれるときもチューブ状のものを通されているという違和感をまったく感じなかったこと!
場合によっては医師との話しをすることもできると聞いていましたが、口の奥(のどの浅いところ)に水分を感じて反射的にその水分を飲み込んでしまったのですが、チューブ状のものが邪魔をするという違和感もなし! でした。
カメラを抜いて、口もとや鼻の周りをタオルでぬぐい、検査した結果を… と医師の話しを聞くまでも違和感はなし! 5分かかったかどうかの所見を聞いて検査室を出て時計を見てみると - 麻酔薬のスプレーを受ける部屋に向かって待合室をはなれてからちょうど20分。
自分から進んで胃カメラを… と思うことはないだろうとは思うのですが、もし必要になってまた胃カメラをと言われたとしても、怖れず受診できるだろうと思います。
鼻から通す胃カメラの注意事項!?
私の場合は 「思っていたよりも楽だった」という結果でした。友人・知人の経験者も多くが同じような感想でした。ただ、例外もないとは限らない - そういう心構えは必要だろうなと思います。それが鼻から通す胃カメラの一番の注意点のような気がします。
何より医療行為の一部ですから。
特に、”麻酔” と説明されたスプレーなどは、自分の体と相談しながら主治医に確認することが必要かも知れないなと感じました。胃カメラ自体も注意事項を含めた説明を受け、同意書に署名を求められますね。危険が完全にゼロではないということです。
ただ、私が受診した病院では、”麻酔” と説明されたスプレーの “薬” としての説明はなかったのです。説明を必要とする危険はないと確認されている薬なのでしょうね。私自身、薬を投与されたり服用してアレルギー反応を起こしたことは一度もありませんが、強いアレルギー体質だった母が親でしたから、もう少し慎重でもよかったかなとは思います。
ともあれ、無事に・楽にすんで何よりな検査でした。