自分の健康・体調の再確認のためにも - 医療費控除の申告

「納税の義務」の反対にある「権利」は自己申告で守るのです

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税金と保険に関する諸手続きは文字どおり Do It Yourself でやるべきこと - そんなふうに捉えて、しっかり自分の生活を守らなければと思うのですが・・・

税金とか公的な保険(年金ほかの社会保険)の保険料というのは納めるのが義務。つまりは、会社員であれば強制的に徴収されているものが多いですね。ところが、ものによってはきちんと理解して申告することで還付されるものもあります。

今年は夏になる前あたりから、自分でも予測できなかった体調不良に陥って病院通い、連続する検査でカレンダーの予定表を埋めなくてはならないという期間がずいぶんありました。
自然とかさばっていたのは医療費の支払い^^; レントゲンやCT、MRIと依頼する検査が高度になるほどに金額も上がり、領収書のたばにびっくりしています。

そこで、今回は来年早々の申告日に合わせて、医療費控除申告の準備をはじめようと思います。

医療費控除で押さえておきたい期間と期限

医療費控除は確定申告の一環として申告します。ですから、期間と期限に少しむずかしさがあります。

確定申告の期間と期限
確定申告 - まず最初の2つの期間と期限
 医療費控除の申告の対象期間 ①

言い換えれば「医療費控除を申告できる金額はどう計算すればよいか」ということ。
1月1日から12月31日までに支払った1年分の医療費の合計が申告の対象額です。

医療費控除の申告の締切り = 確定申告の期限 ②

つまり「申告書の提出期限はいつか」ということ。
医療費控除は確定申告として申告しますから、その申告の締切りは通常はその年の3月中旬あたりに設定されます。年ごとに違ってきますから事前の確認が必要です。

MEMO:
たとえば、今日現在の2016年11月を基準にしてみると、2016年1月1日~12月31日の1年分の医療費を合計し、2017年3月(この日付は要確認)に申告するというタイミングです。

医療費控除の対象として申告できる期間

言い換えれば「いつの医療費を控除申告できるのか」ということ。
申告ができる期限」と言ってもいいでしょう。その期限は5年。今日が2017年の申告の締切り日だとすると、2016, 2015, 2004, 2013, 2012年それぞれの支払い総額について申告ができます。

deadline to requset for tax reduction for medical expenses
医療費控除の申告期限は5年間

医療費の出費がかさんだなと思ったら

いずれにしても、夏休みあたりで医療費の支払いがどうもかさんでいるなという感覚があったら、出費の記録、領収書の保管には気をつけて、年末調整の書類を作るころになったら金額を確認をしてみましょう。

ちょっと大雑把な言い方ですが、

[医療を受けるために支払った金額]  - [保険などでカバーしてもらえる金額]
=10万円以上200万円以下

の医療費を払っていればその金額を控除額として申告ができます。

医療費とは

どんな支払いが医療費として認められるかには注意をしなくてはならない場合がありますが、一般的に病院の診察を受診し、検査・治療費として払った金額、病院で出してもらった処方箋で買った薬の代金が医療費の基本と考えればよいでしょう。

  • 受診料
  • 薬代
  • 通院費(自家用車のガソリン代・駐車場料金は除く)
  • 入院費(部屋代・食事代。差額ベッド代は除く)
  • 医療器具などの購入やレンタル料 など

通院費はレシートなど支払いを証明するものに気をつけなくてはいけませんね。およそ治療に関するものはOK、予防に関するもの(自分で調達したサプリメントなど)はNGと捉えればいいでしょう。

医療費を払っているのは誰か

控除申請の金額として合算できる医療費は、その金額を誰が払ったかな? を確認すれば分かりやすいと思います。そして、申告する人本人の医療費だけでなく、生計をともにしている人(同居・別居に関わらず)にかかった医療費を合算できます。

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“生計をともにしている” という定義にも気をつけなくてはいけませんが、自分が申告をしようと思ったら家計を共有している家族みんなの医療費をひとつにまとめて申告ができる - そんなところからはじめてみていいのではないかと思います。

とかく病院通いは長引くもの。医療費も薬代もずいぶんとかかるものですから、医療費控除についてはさらに詳細を勉強して理解を深めておきたいものです。

たまった領収書の確認をしてみるとその時の体調や通院、検査の経緯を再確認することができます。その分、今の健康を維持するにはどうすべきだったかな? ということもあらためて思い出せたりすると思います。お金の節約だけでなく、健康維持のために役立てることができたら一石二鳥ですね^^

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