ミルク+ドリップコーヒーがカフェオレならば、ミルク+エスプレッソでカフェラテ
カフェ・オ・レ(café au lait)はフランス語。熱くいれたコーヒーとあたためたミルクを1:1の割り合いでブレンドして飲む、フランスの人たちが好むと言われる飲み方です(→「バリスタで入れるカフェオレ」)。
カッフェ・ラッテ(caffè latte)はイタリア語。コーヒーにただミルクではなく、蒸気であたためたミルク(スチームミルク)を注ぐ、イタリアでの飲み方です。しかも、イタリアでのコーヒーの多くはエスプレッソとしていれることが多いので、こちらはエスプレッソとミルクの1:1の割り合いのブレンドです。
エスプレッソとミルクの組み合わせかたを変えると、ラテ・マキアートやカフェ・マキアートの雰囲気も楽しめると思うのですが、どうでしょう。
エスプレッソにミルクをわずかに加えたのがカフェ・マッキアート(caffè macchiato)、たっぷりのミルクに少しだけエスプレッソを注ぐとラテ・マッキアート(latte macchiato)です。わが家のデミタス・カップの容量は100mℓ。バリスタのエスプレッソの標準湯量はおよそ80mℓですから、10~20mℓほどのミルクをあたためて足してあげるとカッフェ・マッキアートができあがります。
そのコーヒーとミルクの量の配分を逆転させればラッテ・マッキアートになりますが、残念ながらバリスタで、80mℓのミルクに10~20mℓのエスプレッソを入れることはできません。ですから、私が奨めるラッテ・マッキアートは、レギュラー・サイズのカップ(200mℓ前後)に100mℓ前後のミルクを測り、電子レンジであたためておいて、バリスタで入れたエスプレッソを足してあげるというものです。ご想像どおり、一度に2~3杯ほどが作れます。
レギュラー・サイズのカップにミルクを100~120mℓを測り、電子レンジであたためておいて、エスプレッソの湯量を最少限(約40mℓ)まで絞り込めば、レギュラー・サイズの1人用ラッテ・マッキアートができあがります。
できあがりは140~160mℓほど。街のコーヒー店で飲むShortサイズより少し多めと思えばよいでしょうか。
ラテ・マキアート | カフェ・マキアート | カプチーノ |
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エスプレッソ < ミルク | エスプレッソ > ミルク | |
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みなさんご存知のように、本当はエスプレッソはコーヒー豆は細かく挽いて、エスプレッソマシンを使い、沸騰したお湯に圧力をかけて抽出するコーヒーですから、バリスタでいうエスプレッソは濃い味で雰囲気を近づけたコーヒーと言うべきでしょう。でも、その手軽さこそ、インスタントの良さです。
コーヒー・パウダーのゴールドブレンドもまた、プロが練り上げた味です。本物にはまねができない手軽さで、本物の雰囲気を楽しめると思いませんか?
バリスタの良さはやはり、メニューのバリエーションだと思います。ミルクをベースとしたラテ・マキアートから1:1でコーヒーとミルクをブレンドするカフェ・ラテ、あるいはカフェ・オ・レまで、それぞれの好みに合わせたメニューを工夫したり、楽しむことができるバリスタは、ファミリー向けとしてお奨めできるコーヒー・メーカーです。
NESCAFE、GOLDBLEND、ネスカフェ、ゴールドブレンドおよびバリスタはNestle Groupの登録商標です。