フック型ヘッドセットの装着感・使用感に慣れてみると
カナルタイプのイヤホンに比べると、Jabra Classicはオープンエアな装着感で、音の細部を聞き分けるようなサウンドクオリティとは言えないかも知れませんが、イヤホンとしてではなく、通話のためのデバイスという考え方をすると実は、iPhoneやスマートフォンを通話のために耳にあてたときの音感とJabra Classicの音感 - つまり、相手の声の聞こえ方というのは大きな差がないように思うのです。
逆に言えば、特に使い慣れ、音量がどのくらいなのかが分かるまでは音漏れ - 周囲への気遣い - には気を使うべきかも知れません。
少なくとも、Jabra Classicの音量調節を最大にしてみると、自家用車の中や電車の座席のように隣り合った人には通話の内容が聞き取れないまでも、電話の向こうで誰かが何かを話しているということは分かることがありますから、ご注意ください。
新しくなった対応アプリJabra Assist
対応アプリJabra Assistはバージョン2.9.4。Jabra Talk2 への対応力を追加し、デザインを一新してリリースされています。ずいぶん印象が変わりましたが、従来の機能に大きな変更はありません。
- 初期のBluetoothのペアリング方法の説明
- ヘッドセットの位置が分からなくなったときなどの手助けになってくれる “Find my Jabra”
- ヘッドセットの使い方、その基本を確認するためのマニュアル
(マニュアルというよりは、要点を絞ったクイックガイドと呼ぶ方がいいように思います)
という、アプリの簡潔さもこれまでどおり。それに加えて、
- メッセージの読み上げという機能が追加されました。
ヘッドセット Jabra Classicの操作は
- ヘッドセット側の電源を入れ、
- iPhone、スマートフォン側のBluetoothのオンにするだけ
- そして一度ペアリングを終えれば、あとはJabra Classicの充電と、ON/OFFだけ
という簡単さでしたが、その簡単さと同じように、アプリJabra Assistもとても分かりやすくデザインされています。
新機能は “メッセージの読み上げ” - バージョン 2.9.4
Jabra Assistに追加された機能 “メッセージの読み上げ” はハンズフリーの便利さを実感させてくれます。
読み上げてくれるのは[カレンダー]か[電子メール] | [カレンダーの読み上げ]を選んだ場合の詳細設定。 Gmail, iCloudなどに連動して、どのカレンダーを読むのかを個別に選択して選定します。 |
普段は設定した読み上げ機能をONにしておいても、読み上げそのものが不要なときは設定をそのままに機能OFFができますから、TPOに合わせて使い分けることができます。
工夫次第で広がるハンズフリーの手軽さ・便利さ
自動車を運転しながらの通話は法的な制限に抵触するのでご注意をと、お話ししたことがありますが、そうした注意点 - 特に、安全性やマナーの点で自分や周囲の人たちのために必要な心配りを忘れなければ、ハンズフリーの手軽さ、便利さは工夫次第でずいぶん広げることができるのではないかと思います。
iPhone、スマートフォン本来の機能 - 通話やメッセージによるコミュニケーション - に絞り込んでも、携帯電話を手に持たず、Siriとの連動で電話をかけたり、受けたり(状況によっては受信拒否をしたり)、またメッセージやメールを作成したり、送信したり、受信したり、内容を読み上げさせたり。
そして多分、コードの付いたイヤホンでも使える便利さ - たとえばiOSに搭載された読み上げ機能 - に、ハンズフリーの便利さやコードレスの安全も組み合わせることができるできると思うのです。
TPOに合わせてJabra Classicの手軽さ・便利さを上手に使い分けてください。