仕事は変わらない!? としても 自分は成長したい!!

「改革」と言ってもモチベーションは上がらない?

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2018年2月からはじまった、それまでとは違う仕事 -そのはじまりから少しずつ、綴ってきて今が2020年7月。いったい何を成し遂げたのだろうと思いながら、再確認をしています。
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私はこれまで、折に触れて、自分が所属する会社がまるごと “改革” を進めているということを綴っています。そして、その改革は現在進行形です。

そして最近、現在進行形なのはリーダーに限ったことで、リーダーの背中を見ている仲間のかなり多くの人たちにとってその改革は、現在どんな状態なのか - そもそもはじまっているのかさえ意識できていないのではないかと感じる場面があります。

ティナ・シーリグさんの「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」の中にあった一節が、そんな “はじまってもいない改革” の意味を解説してくれているようで、ちょっと切ない思いです。

曰く -

有名な心理学者のB.F.スキナーは、かつてこう言いました。人間の行動はすべて、個人の欲求か、種の欲求か、社会全体のルールに適応したものになる、と。

そんなふうにはじまる一節には、私たちみんなが良く理解している、私たち自身の矛盾が語られています。

こうした社会的なルールや規範は、そもそも世の中を秩序立て、予測を立てやすくして、互いを傷つけあわないようにするために作られているのですが。

(中略)

日々の生活のなかで、誰もがやるべきことを書いたサインがあり、どんな風に振舞うべきかを教える指南書があり、ある程度の枠内での行動を促す社会的な指針があります。じつは、わたしたち自身も、たいていは他人に促される格好でたくさんのルールを自分で決めています。

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(c) Can Stock Photo / yarruta

自分たちの関係を整理して上手に運用したり、保つことができるようにルールを決めてその中で暮らしているというこの言葉が語っているのは、そのルールがあるがゆえに/そのルールを守ろうとするがゆえに、自分に “限界” という枠をはめてしまっているし、発展的な考え方ができなくなっているよ! という警告です。

そのルールは外そうと思えば外せるということを思い出して! と言っているのです。

私が感じているのは、「いつもどおり」という安心を求める心理がルールなんだなということ。
“ルーティーン”* (あるいは “ルーチン”)と言うと、何となくマイナスのイメージを感じる人が多いだろうと思いますが、そのルーティーンこそが、自分の知った方法・手順でこなせる! という安心につながり、ひいてはその安心を失いたくないという心理につながることがあるように思うのです。

MEMO:
*: routine: 形容詞ならば、「ありきたりの」「お決まりの」あるいは「平凡な」という意味。名詞ならば、「決まりきった仕事」「機械的な方法(やり方)」とどれもマイナスな雰囲気の言葉ばかり。「日課」とか「日常業務」といった訳語もありますが、ニュアンスはやはりマイナスのようです。

ティナ・シーリグさんが語る “ルール” の話しは、「破る」ことで視野が広がり、可能性が広がり、得られる結果・成果も大きくすばらしいんだよ! と続きますが、それにしても「破る」というのは私たち自身、若かりし頃には専売特許のようにしていたはずだと思いませんか?^^;

いつのころから「いつもどおりでないなんて!」「破るなんて!」とんでもない!! と思うようになったのでしょうね.

いえ、”思うようになった” のでなくて、”刷り込まれて” しまって、いつもと違う! と感じた途端、アレルギー反応を起こすように反応している - そんな気がします。

「不可能に思えること」に挑戦する上で、いちばん邪魔になるのは、周りから「できるわけがない」と端から決めてかかられることです。大きな問題に取り組むのは、たしかに大変です。でも、いったんやると決めたら、従来のやり方を変えようとするのもおなじくらい大変です。ここでも、いくつかルールを破ることが役に立ちます。

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「破る」という言い方をすれば、何かやってはいけないことをやるというふうに聞こえますが、「やってはいけない」「できるはずがない」と思っているのは自分だけで、そんな自分の感じ方・考え方を「変える」ことが「破る」ということなのですよね。

誰に言われなくてもやっていたその「破る」というのは、実は、「自分に素直に」ということに通じるのではないかとも感じます。

さてさて、「破る」なんて積極的な?? ことは思いもよらないだろう “ルーティーン”派 に、破ったからこそこの成果なんだよ!! という実績を見せることができるといいのですがね^^;

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