仕事にも勇気が必要? - 『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』で学ぶ前向きな取り組み

前向きに取り組むということの意味は?

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イノベーションという言葉は「革新」と翻訳されていますが、私たちは普段、どんな意味・どんなイメージでこの言葉を使っているでしょう?
そのイメージの中に、”自分ではない誰かが行うもの・自分が普段いる場所ではないところで起こるもの” というようなイメージがないでしょうか?

このままではいけない! 変えなくては! と普段から思っているのに、変えよう! とか、変える! と切り替えて自分で行動する - それがどうしたことかむずかしいのですよね。

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(c) Can Stock Photo / happystock

仕事に向き合う自分の意識を自覚できるか

イノベーションという言葉は、Wikipediaの記述がとても分かりやすく説明してくれています。

イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明を指すと誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。

出典:Wikipedia・「イノベーション

「イノベーション(革新)」の隣に「改善」という言葉を並べてみると、そのイメージがもう少しはっきりするかも知れません。

「改善」という言葉には、”自分も取り組める” とか、”自分にも関係があるかも知れないもの” と思えるようなところってありませんか? たとえば、普段の生活や仕事の中に疑問や問題を感じているとして、その疑問をクリアしたり、問題を正そうとするレベルは比較的受け入れやすい気がします。

それは、マイナスのイメージが薄いからではないかなと思うのです。
特に、”自分を否定する・される” という危機感を感じることがないという意味でマイナスのイメージが薄いと思いませんか?

それに対して「イノベーション(革新)」は、柔らく言えば “現状を見直す” ですが、強く言えば “現状を変えることも厭わない”、要するに強いマイナスのイメージを前面に感じる言葉のように思います。

「変わらない・変わります・変わる・変わるとき・変われば・変われ」

私はこの春から “会社組織を改編する” という活動の中を過ごしてきていますが、社内のあちらこちらにこの「改編」に対する抵抗感があります。

組織構造を変更する という実際の活動があるからなおさらでしょう。
社員仲間の多くにとって、それまでの自分の立ち位置を見直す - 立ち位置を確保し直す - ことになるものですから、それが強いマイナスのイメージとなって心構えが固くなってしまっているのです。

その抵抗感に向き合ってきて分かってきたのは、そうした仕事仲間には「変わらない・変わります・変わる・変わるとき・変われば・変われ」というくらい、段階的、緩やかに進むペースが必要だということ。

緩やかということは、その変化や変更を理解し、受け入れる、そして自分の意志で参加する というステップをたどれるということでしょう。

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もしかすると企業文化と言われるような、私たちの会社に特有の要素があるということも考えなくてはいけないかも知れません。
ただ、今は内向きになってしまっている仕事仲間の会社や仕事に対する感覚を、自分から働きかける外向き・前向きに変えてやりたいと考えるなら、
少なくとも、

組織の創造性を高めようとするのであれば、その組織の構成員よりも組織のあり様に目を向けるべきだ…

出典:山口周 氏著・「世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

という視点も忘れるわけにはいかない、そう感じています。

to be continued…

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