仕事のための生活? 生活のための仕事?
こんな計算、どこかで一度はやってみたことがあるんじゃないでしょうか??^^
1日8時間の勤務が平均だとすると
1週間5日の勤務の労働時間は40時間
1ヶ月4週、20日が出社日数だとすれば、1ヶ月160時間の労働時間
1ヶ月30日だとして24時間×30日=720時間
1ヶ月のうち
160時間÷720時間=約22%
をオフィスで過ごしている計算⁉︎
通勤の往復合計がたとえば2時間だとすればオフィスで仕事をするために使っている時間は
(8+2)時間×30日=300時間
300時間÷720時間=約41%
たとえば
睡眠時間6時間とすれば通勤や仕事以外で使える残り時間は
24-(8+2+6)=8時間
睡眠時間6時間が適切な長さなのかどうかはとても大切だろうとは思いますが、とりあえず6時間でよし! としてみましょう。
さて、ここからです^^;
朝、体を目覚めさせるのに1時間
食事に1時間
出勤準備に1時間
夜、一息つくのに1時間
食事に1時間
入浴+就寝の準備に1〜2時間
オフィスや通勤がらみ以外の時間はここまでで6〜7時間
… だとすると
1日あたり残り時間が1時間だから
睡眠に使ってもいいし、趣味に使ってもいいし…^^
となりそうですね。

何と言ってもぼくらは機械じゃないってこと
単純計算の落とし穴!?
なんていいながら、時間を管理できるように… とか、時間を効率的に利用しようとか言いますが、忘れているのは、自分が機械じゃないってこと‼︎
自動車や自転車のような機械部品でできたものの可動部分には遊びという隙間や緩みがあるもの。そして、その隙間や緩みがあるから部品が触れ合う場所には潤滑剤がなくてはならないし、部品は摩耗するのです。遊びと潤滑 - 機会じゃなくて生きている体ですから、よけいに必要なんですよね。
24-(8+2+6)=8時間みたいな計算は、だから、単純計算というのですよね。どこかにあるかもしれない摩耗とか部品を交換する時間とか、想定外の、だけど、必要となったら避けられない時間を入れないで計算しているのが単純計算です。
「どんぶり勘定」とか、「ざっくりと計算してみる」とか言いますが、それのことですね。このざっくり計算で出した見通しに押されたまま、もう少し残業できるかな? なんて考えちゃうとあとが大変かも… ということですね。
体調はいつでも同じではない!?
“余裕” なしの時間の計算は要注意ですよ… なんですが、要注意はそれだけではありません。
もうひとつ気をつけておきたいのは、同じ時間、同じことをやって過ごしていても、私たちの体調というのはいつでも同じとは限らない! ということ。たとえば睡眠時間がいつもと同じでも、目覚めや体の元気さ加減というのはいつでも同じではありません。
体の調子がいつも期待通り、同じではないように、心の調子もいつも、あるいはいつまでも同じではない… そう思っておくことが時間を考えるときに遊びを考慮できるかどうかを決める - そんな面があるのですね。
こういう話しはどこかの病院などの偉い医師やカウンセラー、学者の方のアドバイスにそって考えるのが今風なのかも知れないけれど、20代30代、40代50代…と、自分とのつき合いを続けて来てみると分かってくるものですよね。
医学的、学術的な根拠がどうこうという話しではなくて、ふだんの自分てどんなだっけ? どうすると納得の… 自分で自然に感じられる自分でいられるかというのは、まず、自分がいちばん良く知っているという話しですね。