2つの503エラーの意味
この問題に出会った当時、私の環境は…
- ロリポップ:
スタンダードプラン+5.6(モジュール版PHP) - WordPress: 4.8.6
それ以前の環境は…
- ロリポップ:
ライトプラン+5.x(CGI版PHP) - WordPress: 4.8.6 (変化なし)
だったのですが、
ロリポップのプラン契約をライトからスタンダードへ切り替えました。PHPの仕様を変えて、ページの応答速度が向上できるかな? と望んでのことでした。
ただ、それとは別の、ちょっとおもしろい? ことが起こりました。
Broken Link Checker が補足してくれる 503 のエラーメッセージ が頻発するようになったのです!^^;
しかもロリポップ側で調べると何の問題も起こっていない!? という状態です!
はたして何が起こったのでしょう?^^;
- スタンダードにプランを上げた
- PHPの仕様をCGI版からモジュール版に変更した
この2つをほぼ同時に行いましたから、直感的に、何かやってはいけないことをやったかな? 何か確認をもらしたかな? と感じました。
結論から言えば…
Broken Link Checker がリンクエラーとしてマーク、レポートしてくれる503と、
ロリポップのマニュアルで - PHP設定に関連して - 説明されている503はものが違うということ。
を学び、そして何より、
ロリポップのプラン “ライト” を使っている時には Broken Link Checker が捕まえてくれることがなかったリンクエラーとしての503が、
プラン “スタンダード” + モジュール版PHPへの切り替え
後に補足されるようになった、ということが分かったのです。
つまりは、503エラー!! と言われても、落ち着いて状況を確認しましょうね、ということですね^^;
503エラーの意味は?
もともと503エラーの意味というと
- 当該ウェブサイトに瞬間的に多数のアクセスがなされ、サーバーが処理不能に陥った。
- サーバーがメンテナンス中などで機能していなかった。
- サーバ内の最大データ転送量を超過した。
- 同一サーバ内の他のサイトへのアクセスの集中。
出典:Wikipedia・「HTTP 503」
が原因で起こる “Service Temporarily Unavailable” ー 直訳すれば、「一時的にサービス提供ができない!」- の症状。つまり、一時的にとは言ってもサーバーにアクセスできなくなっているときに出るエラーだと漠然と捉えていましたから、ちょっとあわてました。
ロリポップがPHP設定に関連して説明している503エラーとは
ロリポップのPHP設定に関連するメニューの中にも「同時アクセス数拡張」という機能設定メニューがあります。サイトへのアクセスが突発的に集中してしまうと 503エラーが発生してページが表示できなくなる、だから、そのエラーを起きにくくするためのものだと説明されています。
私の漠然とした503に対するイメージとロリポップの説明が重なっているように理解していたので、503が発生している! というBroken Link Checker のレポートを見たとき、ロリポップのマニュアルが説明している「アクセスの集中」などが起こった!? と捉えたのです。
ところが…
自慢じゃありませんが、私のサイトは「同時アクセス数拡張」の制限制御を必要とするほどのアクセスがあるサイトではありません。そこで、ロリポップの機能を使って、503の発生状況がどう捉えられているかを確認しました。
結果はといえば、エラーの発生件数 0(ゼロ)!。
つまり、ここまできてやっと、Broken Link Checker がレポートしてくれている 503 は意味が違う!! ということに気づいたわけです。
しかも、Broken Link Checker は、レポートを参考にリンク切れを修正しても同じリンクエラーを繰り返しレポートしてくれるという動き方をしています。… ということは、Broken Link Checker のエラーレポートの設定も見直さなければいけないかも知れません。
繰り返しになりますが、Broken Link Checker のレポート機能はロリポップ ライトプランで503をレポートしてくれたことがありません。もう少し勉強を進めなくてはいけませんね。