生命は生きるために生きている - そんなあたり前すぎることを、私は両親の闘病から葬儀、そしてその後の相続という経験の中ではっきりと確かめることになりました。
生き続けようとするのが生命である以上、その終わりを感じたり、考えなくてはならないという状況に陥ればどうしようもなく強いストレスの中で暮らさなければなりません。だから、自分の人生の終わりというものを意識するかしないかということに正解はないだろうと感じています。
私の両親の世代や両親を育てた世代の人たちであれば、「男たるもの・・・」、「長男として生まれたからは・・・」、あるいは「一家の長である以上は・・・」と、家督とか相続とかいうものに一家言を持ち、その価値観を共有し、行動することを私たちに求めてきたことでしょう。
一方、そうした価値観にさえ、個人を重んじようとする私たちの世代は自分なりの答えを持とうとするだろうと思います。自分にとって何が正しいだろうか・・・と。
そうした自分を確かめるための作業にヒントが必要になったら是非 『もしもの時に役立つノート』 を思い出してください。
事務用品でお馴染みのコクヨから販売されているこのノートは60数ページの中に “ああ確かにこれは” という気づきのためのアドバイスになるページが並んでいます。
あなただけしか知らないけれど、家族にも関わりのある大切なこと、ありませんか?
自分のことなのに、自分でもよく覚えていないということ、ありませんか?書いてみることで気づくこと、発見することもたくさんあります。
人生をどう終わらせるかなどという簡単に答えを出すことができない話題を考えようとするときだけではなく、急な病気や入院といったときにも自分を支える情報はこんなにあるんだということに気づくだろうと思います。
むずかしい解説書ではありません。
まずはお好きなページから、気軽に書きはじめてください。
法律相談ポータルサイトがバックアップしているものですから、銀行口座、保険、クレジットカードから、ペットや医療・介護、葬儀やお墓に至るまで、分かりやすい内容にも納得がいくはずです!
ストレスなく、自分らしく生き生きと暮らすには、そんなむずかしいことに時間を割くことはないだろうと考えたとしても無理からぬことです。
できる準備があるものなのかどうか、もし、関心を持つことがあったなら、