EWWW Image Optimizerが動いていてもPage Speed Insightsを満足させられない!?
EWWW Image Optimizerの売りは、WordPressのライブラリにアップロードした・する画像の圧縮と最適化を自動で行って表示速度を向上させてくれるというもの。
私のサイトでもEWWW Image Optimizerを使っていますが、Page Speed Insightsでテストしてみると「適用可能な最適化」としてリストの上位に表示される項目の中に「画像を最適化する」が入っています。
これはいったいどういうことでしょう??
- EWWW Image Optimizerが設定に基づいた圧縮を行い
- その処理結果の画像をライブラリに保管している
- Page Speed InsightsはそのEWWW Image Optimizerの圧縮結果を対象として画像の圧縮状況を測定している
と考えられますから、Page Speed Insightsのテスト結果をそのまま信じるのであれば、
- EWWW Image Optimizerの圧縮機能は、Page Speed Insightsが想定している圧縮率を満たすことができない!? か
- EWWW Image Optimizerの設定がPage Speed Insightsが想定している圧縮率に合っていない
と考えるべきですね。
「適切なフォーマットと圧縮」の意味とは
「画像を最適化する」というアドバイスを項目をクリックして表示されるアドバイスは…
「画像に適切なフォーマットと圧縮を選ぶことで、データ サイズを大きく削減できます。」
この説明には注意しなくてはいけません。
「適切なフォーマット」を選んで、「適切な圧縮」を選びなさい! と言っているのです ← (そのままですね!^^;)
どういうことか、
私の画像ライブラリはEWWW Image Optimizerの圧縮機能の管理下にあります。アップロードする画像も1点ずつ、自動的に圧縮される設定になっています。
その状態でPage Speed Insightsのテストにひっかかっているのです。しかも、フォーマットと圧縮に適切なものを選びなさいと言われているのです。
気をつけなくてはいけないのは「適切なフォーマット」。
これはPNGを選びなさい、JPEGを選びなさいというだけではないのです。JEPGを選ぶときにはプログレッシブ仕様のものを… ということはみんな意識していますね。
問題は画像の基本中の基本 - 解像度です。
画像の解像度がある一定以上の高解像度だと、EWWW Image Optimizerの圧縮機能が働いても、Page Speed Insightsが想定している圧縮率を満たすことができない、つまりこの最適化の推奨(対応してもらった方がいいですよ!)の表示をなくすことはできないということです。
言い換えれば、EWWW Image OptimizerはPage Speed Insightsが求める圧縮レベルを基準にして、そのレベルまで自動的に圧縮率を高めてくれるようなことはありません。
プラグインはインストールすればそれで終わりということはない! と先輩方が言われていることが、EWWW Image Optimizerにも当てはまるということでもありますね。
Adobe Photoshop Elements 12の場合
Photoshop Elements 12でファイル形式をJPEGにした場合、Page Speed Insightsのテストを通過できるかどうかは保存のためのダイアログの右上、赤枠で示したオプション設定によって決まってきます。
やや高画質=画質 60 であれば、EWWW Image Optimizerの圧縮処理の後のほとんどすべての画像がPage Speed Insightsのテストに引っかかってしまうということがありません。
ただ、どの程度の解像度、どの程度の緻密さで見てもらいたいかによって選ぶオプションは変わってきますから、画像によってはPNGを使うことも考慮にいれるべきでしょう。