ブログを書くと分かる・鍛えられる文章力

書き言葉、話し言葉という言葉がありましたが、今でもその2つを意識するとこはあるでしょうか?

良い言葉とか言葉の正しい使い方というような話しをしようと思っているわけではありませんが、
最近になって職場で、良い日本語・悪い日本語、読める日本語・読めない日本語という話しを聞かされることが増えているような気がするものですから、ごくごく素朴な疑問として、このクエスチョンが意識に貼り付いてしまっているのです。

同じ日本語を話し、書いているつもりなのだけれど、良いとか悪いとかいうのはどういうことだろう? 自分が書いている日本語は正しいのだろうか、間違っているのだろうか? というわけです。

 

words come easy to express
(c) Can Stock Photo / nastia1983

翻訳の話しをしていてよく引き合いに出すのが、「私がしゃべっている日本語はどこの言葉だろう?」 という疑問です。

私は父の仕事の関係もあって神奈川、東京、埼玉と住所を変えてきたのですが、たとえば私が話す言葉のイントネーションにはどんな癖があるだろと思うのです。自分ではなかなか分かりません。誰か言葉やイントネーション、場合によっては方言のようなものに詳しい人にそういう耳で聞いてもらったら特定できるものでしょうか?

もうお気づきだろうと思いますが、翻訳で相手するのは書き言葉、確認しようとしているのは話し言葉ですから、それこそ話しの中心がずれているのでは?? と思いますよね。

確かにそのとおりです。
なぜ「しゃべっている言葉」を引き合いに出すのか。それは、私たちは良い言葉・悪い言葉という以前に書き言葉・話し言葉をちゃんと区別して意識しているということに気づいてほしいからです。
そしてさらに、翻訳という書き言葉に対して良い言葉・悪い言葉を問題にしているということを自覚してほしいからです。

 

今私が持っている良い言葉の基準 - (書き言葉として)どういう日本語を書けば良い言葉、読める日本語だと評価してもらえるかという疑問に対するヒントと言えばいいでしょうか - は、

リズム、語順を話し言葉に近づけること

です。

リズムというのは文章の長さと息継ぎ、そして音。俳句や短歌を思い出してもらえれば長さやリズムというのはイメージしやすいように思います。音というのは韻を踏むというときの韻のこと。

語順を話し言葉に近づけるというのは書き言葉の枠を外そうという意味。分かりやすく言えば、語順は前後関係などのシチュエーションに合わせて柔軟に組み換えようということです。

つまり、書き言葉は語順を含めた文体というものがある程度決まっているので、固い、無機質な雰囲気のものになりやすい。いつでも同じような言葉、同じようなトーンの文章になりやすいので、評価が下がってしまうのです。

 

思い切った言い方をすれば、話し言葉で(話し言葉的に)書いているのか、書き言葉として書いているのかという意識が薄いとリズムがばらばら、息継ぎもできない読めない日本語になってしまうというのが今の私の基準です。

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もっと別の言い方をすれば、話すようなつもりで声に出して読んでみると、「いいや、話すときにこういう言い方はしない」という場所がすぐに分かります。

もちろん、自分の感覚が頼りです。ですから、「私がしゃべっている日本語はどこの言葉だろう?」 という疑問が引き合いに出てくるのです。

 

話し言葉的に書いて(訳して)よい評価をもらっている文章ってどんな文章か想像がつきますか? 実はブログの記事なのです。

 

 

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