リーダーの仕事・役割り + 自分を活かす方法 を見つけるために

リーダーの仕事・マネージメントの意味を確認したい

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マネージメントが経営者・管理者の仕事だとすると…
それは 社員の仕事を “管理” - 目的に合わせて行動できるよう指図し、その内容・結果を監視・指導するということを意味しているでしょうか?

あるいは …
会社が進もうとする目標・達成しようとする目標を示し、その目標に向かって行動する社員が必要とする資源や環境を整え・行動の結果を見極めながらガイドラインを示す - そんな “調整” を重視した作業にあるでしょうか?

二つに一つではなく、つながったもの?

2017年のおよそ1年間を通した会社の組織改編の取り組みの中で、分かってきたのは、どちらもマネージメントだということ。
そして - 会社経営者の考え方次第で、一方が時間がかかり過ぎる無駄な活動だとされたり、一方には社員の理解やモチベーションを阻害しかねない危険が隠れていると捉えられたり… さまざまに意味合いが変わってくるものだということでした。

そしてさらには -
“会社経営者の考え方次第” というのは実は 社員の “仕事観”(仕事に何を求めるか、どんなことにやりがいを求めるかなど)と表裏一体なんだということも確かめてきました。

ですから、管理するか調整役に徹するか… というようなマネージメントに対する価値観は、会社の意思の側から見れば、一方が初期段階、もう一方が応用段階だとう捉え方もできるのかも知れません。

つまり、対応しようする社員の理解度・熟練度によって、会社がともに歩む存在であることが必要か、任せ・評価し・次の指示を与える離れた存在であることが必要かが決まってくるようにも感じるのです。

社員の力と会社の力 - そのバランスを見極めよう

2017年のおよそ1年の取り組みを過ごし、年をあらためた2018年、今年はその取り組みをどのように進めて行けばいいだろうか - 実際の経験をまとめながら、仲間にはさらに取り組みの方向性をイメージしやすいものにできないだろうかと考えていました。

そして、そんなイメージを持っている私の環境・会社組織の今の状況 - 仲間の受け止め方や対応力、リーダーの指導力、会社のけん引力といった条件のあり方 - というのは、ともに歩むことに重きを置いて進まなければいけない段階があるような気がします。

そうした時期の私には、阿比留氏のこの著書はとても良いヒントを与えてくれるもののように思います。

自分の立ち位置・会社の目的 - それを具体的にイメージできるか

リーダーは、会社の「問題」を自分の「課題」に落とし込むことができなければ、自分が何をすべきか、部下に何をさせるべきか、わかりません。
「やるべきこと」も、「やるべきでないこと」も不明瞭のまま、あれもやる、これもやれ、とむやみに手を出せば、仕事を複雑化させるばかりで、当然、結果を出すことはできないでしょう。

出典:阿比留 慎二 氏著・「最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする (単行本)

この一節に語られていることは確かにその通りだと感じさせるものですね。
これと言って疑問や反論を差しはさむ余地なくすらっと理解できることのように思うのですが…

ここに語られているのは、”リーダーたる者、会社の問題と自分の課題をしっかりと結びついたやるべきことを見定める力を持ちなさい” - ということ。もしそうだとすれば、私には、この一節はリーダーに対して語られるのと同時に、会社(経営者)に向かっても語られなくてはいけない一節だと思えてなりません。

それというのも、この著書は「優秀なリーダーとは…」を語りかけ、コンサルタントとして “課題解決のメソッド” を伝えるものだという意味合いのことが説明されていますが、少なくともこの著書の冒頭には、リーダーを育てるのか・リーダーは育たなくてはいけないのか - つまり、リーダー自信に語りかける著書なのか、リーダーを育てようとする経営者に語りかける著書なのか - が語られていないのです。

少なくとも私にはそう読めます。特に、この後の一節があるから尚更そう感じます。

会社の「問題」を、自分の「課題」に落とし込む。すると、無駄な選択肢を捨て去ることができ、自分が本当にやるべきことが見えてくるのです。そして、それは確実に成果につながっていきます。
じつは、結果を出せないリーダーの多くは、会社の「問題」と、自分の「課題」を混同し、仕事を複雑化させています。

自分が本当にやるべきことを見ようとしている者… という意味で読むのであれば、あきらかにリーダーに語りかけた言葉だろうと思います。

ところが、無駄な選択肢を捨てることができる者… という言葉が引っかかります。

会社経営者・経営陣への言葉と考えるとなんとなく通る言葉のような気もします。けれど、経営方針を実務に変換する管理職への言葉と考えると、いくつかの疑問がわいてきます。

その一つが

  • 「管理職を含めた実務側に選択の余地などあるのだろうか」という疑問。
    そして、
  • 「実務に無駄というものがあるのだろうか」という疑問。
    などなど
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もちろん、私は、どれが正解というものはないだろうと感じています。特に、管理職を含めた実務側の目線でリーダーのあるべき姿を求めたいと思っていますから。

ただ、ここで感じている疑問は

  • 会社経営者・経営陣をダイレクター
  • 会社の意思と実務の間に立って経営方針を実務に変換する管理職をマネージャー

と呼んで、しっかり区別・意識することから仕切り直す必要がありそうだという思いにつながります。マネージメントにはその2つの種類がある - その意識で取り組みを進めようと思うのです。

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