数字(数値)を正しく換算する⁈
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エクセルの機能のうち、分かっているようで分かっていない!?^^; 小数点のついた数字の扱い方をまとめてみようと思います。
MEMO:
外為のユーロと円の間の換算 - その作業を電卓を使わず、エクセル上で完結させたい! それがそもそものはじまりです。
INT, ROUND, ROUNDUP, ROUNDDOWN, TRUNK
切り上げ、切り下げ、四捨五入に関するエクセルの関数、その基本は4種類。機能と使い方をまとめてみると…
MEMO:この図の “TRUNK” は “TRUNC” の間違いです。できる限り早急に正しい画像に差し替えますのでご容赦ください。
ROUNDUPを例に関数の使い方、処理結果、見え方をそれぞれ確認してみると以下のようになります。
ROUNDUP と ROUNDDOWN はそれぞれ読んで字の如し! で「切り上げ」そして「切り下げ(切り捨て)」専用の関数ですね。
式の書き方・覚え方
切り上げ、切り捨て、四捨五入の境目は?
切り上げや切り捨て、四捨五入の境目をどこにすればいいのか⁇ は、そのまま! と覚えましょう。小数点第2位 までの値がほしければ、”2” に指定すればいいのです。小数点第3位が処理対象にらなります。そして…
式の書き方
式の書き方を覚えようと思うなら、英語で考えてみるといいですね。英語の命令形です。
値A を切り上げよ! というのは、ROUNDUP 値A
値A を小数点第2位で 切り上げよ! は、ROUNDUP 値A 小数点第2位
[〜を]を意味する目的語 と [どのように] という条件、はカンマで区切って、カッコでくくって 動詞(たとえば ROUNDUP)に渡してやるのです。
「元の数字」と「表示」(これは “見え方” と言ってもよいのですが)の関係は、ちょっと複雑ですが…^^;上の例で言えば、「小数点第2位を残して切り上げる」ために「小数点第3位より下の値をなくす」という処理が行われます。
値がなくなってしまうのですから「表示」で示すように表示されることになりますね。
「関数処理した実際の数字」というのは、ですから、論理的(数学的)に桁を合わせて表現した形と考えればよいと思います。