健康診断と自分の健康の関係は?

自分の健康・自分の体のことは自分でよく分かっている??

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私は会社勤めをしていますから、健康診断は最低年に一回のペースで受信しているのですが、考えてみると「要再検査」とか「要精密検査」という見出し付きの検査報告を何回受け取っただろう? と思います。

健康診断の中で一番戸惑ったのは聴力検査の要再検査です。40代の後半だったでしょうか。
ただ、健康診断の検査結果と紹介状を持って耳鼻科を受信して出してもらった診断結果は「異状なし」。しかも、「この時の検査には何かの問題があったようですね。聞こえている音の周波数帯で言うなら、犬なみ!? と言っていいほどちゃんと聞こえていますよ」というおまけつきでした。

肝臓からはじまった再検査あれこれ

そして、肝臓の超音波を使った検査の結果として要再検査をもらったこともありました。
MRIのようなもう一段? 高解像度で精密な検査を受けてもらったほうがいいというもので、これは50代になってからのことだったと思います。

この検査では受診する私の体の方におまけがありました。
40代の半ば、喘息の発作で救急の搬送と診断・治療を受けた経験がある私は、抗アレルギー剤をはじめとする気管支のための薬をいくつか処方されていたため、”MRIの造影剤を使うことは避けなさい” と言われていたのです。要するに、造影剤を使わずにMRI検査をしてもらうということになったわけです。

そして、内科の検査で出してもらった診断は「血液検査の結果などを総合して判断して、要検査とされたものは肝血管腫と思われ、良性のもの。十中八九問題はないと思います」。

聴力の再検査がちょっとびっくりなものだっただけに、そういうものなんだろうなと受け止めたのですが、造影剤が使えたらもう少しはっきりした診断ができたかも知れないが… と、医師の説明にもおまけがついていました。そのときの医師の説明どおりだとすれば、検査も診断も絶対ではないのだなということを理解して診断してもらう必要があるだろう、その後をどうするかは自分で決めるのだなと思うようになったのです。

肝血管腫の診断からほどなくして、健康診断で受けた「要再検査」はPSA(前立腺の腫瘍マーカー)の検査値が許容値を超えているというものでした。

なぜか、肝臓に再検査を要する影がある… と言われたときより、腫瘍マーカーの値が… と言われる方ががんに近づいているような気がして、心中、あまりおだやかではなかったように思います。
そしてこのときとも、頼るべきはMRI。私の場合は、造影剤を使わないMRI検査と尿検査、血液検査、前立腺の接診、そして、薬を処方してもらってPSAの変化を経過観察するという方法で診てもらったのです。3か月ちかく時間をかけたでしょうか。

幸いにしてこのときの結果も「十中八九問題はないだろう(PSA上昇の原因は前立腺の肥大にあるのではないかと思われる)」というもの。そして、そのときの医師が交代した別の医師の勧めで前立腺の組織検査(針生検)も受けましたが、結果は「問題なし」。

泌尿器科を最初に受診してから、針生検の結果を受けるまでかれこれ1年近い時間があったように思いますが、MRIで造影剤を使えないという制約が組織検査が必要だいう私自身の判断につながっていたように思います。

年一回の健康診断とは別のところで起きた症状も

思い出してみると、年一回の健康診断以外にも、”視力の変化(主に低下)があまりにも短期に起きているように見えるので、脳のMRI検査も一度受けてみてもらいたい” - 眼科でそんな診断を受けたこともありました。

結果的には、外斜視という症状が出て視点の調整能力が崩れている… つまり、
右眼と左眼が同じ場所に焦点を合わせることがしにくくなっているのが原因で、老視(老眼)とは別の矯正(メガネの調整)が必要になっているということでした。

以前、別の記事でも書いたことがありましたが、年一回の健康診断のインターバルとは別のところで、起き上がることはもちろん、眼を開けることもできないという症状に見舞われたことがありました。
かかりつけの医師の診断を受けてみると… 良性発作性頭位めまい症 という診断。

聞いたことのない病名、見たことも聞いたことも、予想もしたことがなかったその症状は、健康診断では予見することも、その片鱗を見つけることもできないものだったような気がします。

 

少なくとも私の場合、健康診断でもらう「要再検査」の診断は、素人にもその意味が分かるような深刻な病状につながるかもしれない… だから詳しく診てもらうことを勧めます、というものでした。

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そのいずれも、深刻なものでないかどうかを判定する、より精度の高い検査をするなら造影剤を使ったMRIが必要なものばかりだったということ。

そして、造影剤を使えないとしたら、時間はかかるけれど別の診断の道があるということ - そういうことを私に学ばせてくれるものでした。
そしてさらに今思うのは、眼科から派生した脳神経外科、内科、泌尿器科と(もし造影剤を使えたとすれば)勧められるままにMRIを使った検査を受けていたら、何か検査の影響ってなかったものだろうかとも思ったりします。

このさき、どんな「要再検査」をもらうことか… そんな心配がなくもないのですが、まずは自分の心や体とうまく向き合うきっかけとして健康診断を使いたいものだと思います。

 

 

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