心が体を、体が心を支えているということを忘れないで

何気なくやり過ごしてしまいそうだけれど

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自分のことでありながらなかなか分からないのがストレスと自分の心、体の関係です。

精神的な疲れや迷いと体調のバランスを取ることは、自分で思っている以上に難しいものです。精神的なものにしても、身体的なもの - たとえば肩のはりや目の疲れ、腰の痛みなど - にしても、自覚できる症状と自覚できない症状があるということさえ、私たちは忘れがちです。

誰もが家庭を、あるいは家族を持って暮らしています。自分ひとりの体ではない、そんな意識を持って、自分の心や体と対話しながら暮らしていけたらと思うのです。

健康であれば尚更、”ひとごと” と感じてしまいそうな「うつ(鬱)」の話しは、忘れがちというより敬遠されがちなものでもあるように思います。

ただ、そうした精神的な苦しみに向き合う人をごく身近に見てき、触れてきた経験からしても、また私自身、「もう少し自分の体にかかっているストレスを軽くする工夫をしましょう」と医師に言われるようなことを何度か繰り返してくると、漫然としていてはいけないことなのだと思うのです。

「うつ」になる人が増えています。厚生労働省では三年ごとに患者調査をしていますが、気分障害(うつ病、躁うつ病、気分変調症)の患者数は、一九九六年には四三・三万人だったものが、二〇〇八年には一〇四・一万人と倍以上にもなっています。これは病院にかかった人の数なので、実際はもっと大きな数になるでしょう。
また、年代別で見ると、四〇代、六〇代、五〇代の順に多く、男女比では女性のほうが男性の一・六七倍多いというデータが出ています(二〇一四年厚生労働省調べ)。
これらの年代は、会社で重責を負う立場だったり、家庭では子どもの巣立ちや親の介護問題など、さまざまなストレスを抱えやすい年代です。

保坂 隆氏の著書「精神科医が教える50歳からのお金がなくても平気な老後術 (だいわ文庫)」の中にこんな一節があります。

1996年から2008年(平成8年から平成20年)の12年間で約2.4倍というのはどんな意味があったのだろうと一瞬考えてしまったのですが・・・

2008年といえばリーマンショックが起こった年ですから、ストレスはさらに高まり、精神的な負担を抱える人が増えたのだろうなと想像できますが、この数字だけで見てもリーマンショックより10年以上前から苦しむ人が増えていたとすれば、何が私たちの負担になってきたのでしょう?

落ち着いて考えてみれば、ストレスの原因に何があっただろうという疑問への答えは、悲しいくらいはっきりしているのかも知れません。1991年をバブルの終わり、2008年がリーマンショックの年と位置付けてみれば、ストレスの原因はいくらでもあったということになるような気がしてきます。

自分や仲間の立場をどのくらい思いやることができるだろう

Let's think of health of mind and body of ourself
(c) Can Stock Photo

年代別に想像していたのは、30代後半から40代の人たちの負担が心身ともに一番高いのではないかということです。

この一節にあるように、会社では若手と上司、そして自分の部署と会社、家庭では学業を積み続ける、あるいは巣立ちを間近にした子どもと老後を意識するようになった両親と、公私において責任と判断、対応を求められるようになってくる - ある意味、自分の立ち位置を自分で決めることがむずかしくなりはじめる年代だと思うからです。

だから、せめて自分の職場では、仕事を共にするその年齢の仲間たちを支援するという意識と振る舞いをなくさずにいるにはどうすればいいだろうと考えることが多いのです。

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けれど、そうした40代の人たちに次いで60代、50代の人たちにもストレスがかかっている - 正確に言うなら “かかっていた”。今はもっとかかっているかも知れない - としたら、お互いを守る意識と振る舞いが必要だということになるでしょう。

どうも私たちの周りには これ! と分かるストレスが山とある!? のが確かなようですから、自覚できているのならばなおのこと、しっかり避ける、あるいはちゃんと逃げるすべを身につけたいものです。

病気のように自分の中にあるものとは別に、私たちの周りにあるストレスの原因は、それが自分に直接関係しないものでも - たとえば、疲れや残業時間の長さなど - 目に見えるものであることが多いのですから。

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