グリーンスムージー - つるむらさきってどんな葉野菜?

個性的な葉野菜 - つるむらさきを覚えよう

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つるむらさき+桃で作ったグリーンスムージー
つるむらさき+桃で作ったグリーンスムージー

オフィシャルブックの中ではグリーンスムージーで使う葉野菜、そのメインリストのひとつに挙げられているのがモロヘイヤと言えばぬめり・粘り気が特徴の野菜ですね。

そのモロヘイヤと並ぶ夏野菜のひとつなのですが、つるむらさきってどうもマイナーなイメージがありますね。

色や味はほうれん草 - それも子どもの頃に苦手だった葉野菜独特の青味を感じさせるあくの強い味。そして、オクラやモロヘイヤと同じように、ぬめりと粘り気がありますから、レシピによっては独特の味わいになるのがつるむらさきという野菜です。

野菜としてはくせの少ない、青臭さの少ない - これは私の個人的な意見ですが - モロヘイヤに比べて、味と香りのくせがつるむらさき=マイナーな野菜というイメージの理由でしょうか?^^;

今回わが家ではつるむらさき+桃、オレンジ、バナナというレシピを工夫してみました。

leaf vegitable, tsurumurasakiつるむらさきに含まれるぬめり・粘り気の成分*

ぬめり・粘り気と言って思い浮かぶのは何といっても納豆! それから山芋、里芋。あとはモロヘイヤにオクラ、そしてレンコンや海藻なども。アシタバを思い浮かべる方はグリーンスムージーの通と言ってもいいかもしれません^^

つるむらさきにもこのぬめり・粘り気の成分が含まれますが、

  • たんぱく質の消化・吸収を助ける分解酵素が働いて疲労回復に効果があるとか
  • 胃粘膜・腸粘膜を保護してくれる整腸作用

など体の働きを細かな部分でサポートして生命活動の効率を高めてくれるものです。

葉野菜

valance of nutritional elements, tsurumurasakiマイナーなイメージでも栄養素、効能はオフィシャルブックのメインリストに挙げられている葉野菜に劣るものではありません。

同じ100gに換算した含有量をグラフにしてみるとそれが分かります。

オフィシャルブックのメインリストは

  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 春菊
  • 大葉
  • モロヘイヤ
  • パセリ
  • ケール

の7種類で構成されています。

ぬめり・粘り気の代表ともいえるモロヘイヤは、文字通り万能パワーの持ち主で、主要葉野菜の中でもダントツといっていい効能を発揮しますが、その値段をたとえば小松菜、ほうれん草、春菊あたりと比べてみると同じ重さにして換算してみるとおおよそ1.5~1.8倍ほど高価な野菜ということになります。

1杯でどれくらいの栄養が摂れるだろうという観点でレシピの効能を考えるとすると、グリーンスムージーの材料としてのモロヘイヤは理想的だけれども、値段の点でたくさん利用することがむずかしいということになってしまうかも知れませんね。

カロテンの含有量では、かなう葉野菜がないと言ってもよいほどモロヘイヤが強力ですから、つるむらさきはグラフにした6種類の葉野菜の中では平均より少し下

その一方、ビタミンCではモロヘイヤ、水菜に次ぐ第3位! ビタミンKではほうれん草を抑えてモロヘイヤに次ぐ第2位! という実力です。

そして価格の点ではモロヘイヤのおよそ半分。ですからこんなふうに覚えるといいのではないかと思います。

つるむらさき = 免疫力改善のビタミンC + 血液の健康と骨の形成を助けるビタミンKの野菜」 と。

ですから、つるむらさきはレシピの中心というより、ほうれん草や小松菜などに添えて使うようすることでビタミンC, Kを補強できる野菜だと思います。

味の点でも個性的で好き嫌いがはっきり分かれそうに感じますから、葉野菜の力をはっきり味わいたい場合は、ということになるかも知れませんね。

更新履歴として:
*: 2017/10/22
つるむらさきをはじめ、山芋やオクラなどに含まれるぬめり・粘り気の成分をムチンとして記述していましたが、コメントをいただきました。
私自身もインターネットをはじめとするいくつかの情報に基づいてムチンという用語を使っていましたが、

オクラや里芋のネバネバ成分もムチンと称されているが、日本国外の文献では植物由来のものは必ずしもムチンとは呼ばれていないことも多い[1]。

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出典:Wikipedia・「ムチン

という説明などもあることから、ムチンという用語を外して記述を改めました。

つるむらさきの粘り成分 - どう呼ぶかの正解をご存知の方がいたら教えてくださいね。

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4件のコメント

  1. 照会(みと・あかつかカンファレンス)

    学術秘書
    池田です。

    「ムチン」と記述する根拠についてご教示くださいますようお願いいたします。

    ※参考:
    ムチン(mucin)
    動物の上皮細胞・粘膜・唾液腺などが産生する粘性物質の総称。糖たんぱく質の一種で、アミノ酸がつながったポリペプチド鎖に糖鎖が枝状に結合した構造をもつ。
    [補説]オクラや山芋などに含まれるぬめり成分もムチンと呼ばれることがある。これは高分子の多糖類とたんぱく質が結合したもので、動物の粘液に含まれるムチンとは異なる。
    https://kotobank.jp/word/%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%B3-140618

    では。

    この件に関するお問い合わせ先:
    みと・あかつかカンファレンス事務局長
    ラクトース研究班「いもいち2025」班長代理
    有限会社学術秘書
    本店営業部
    池田剛士
    〒311-4141
    茨城県水戸市赤塚1-386-1-107
    電話:029-254-7189
    携帯:090-4134-7927

    1. ご指摘をありがとうございます。
      私の記事は学術的な検証・実証に基づくものではなく
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%B3#cite_note-:0-1 をはじめとする記述・解説のいくつかを確認したものでした。
      日本国内では “つるむらさき” (その他オクラなど)の粘り気をムチンとする情報が多い一方、
      Wikipediaのドイツ語版や英語版などは “植物性のムチン” をイメージさせるような説明がないということもあらためて確認できましたので、記述を改めようと思います。

  2. 前にコメントしてる学術秘書の池田という方ですが完全に勉強不足ですね。
    もっともらしく言ってますが栄養学上のムチンと生物学上のムチンでは意味合いが違う事は当たり前です。
    この記事の作成者が食物に関する記事を作成している時点で判断がつくはずです。
    仮にも学術秘書とわざわざ明記してるのにこんな事も分からないとは笑止千万です。
    他にもムチン関連の記事を作成しているサイトには手当たり次第にコメントしていますね。
    会社としても存在していないようですし、みなさん騙されないように。

    1. コメントをいただき、ありがとうございます。
      私も、これ以降、どこかのタイミングで追加情報のような形で記事にできないかと詳細を勉強しているつもりです。

      「栄養学上のムチンと生物学上のムチンでは意味合いが違う」らしいということは私も再確認の時に考えていたことでしたが、読んでくださる方によっては話しが複雑になり過ぎて、何の話なのか分からなくなってしまうと考え、該当部分を訂正した次第です。

      いかに自己責任で参考にしていただきたいと言っても、誤解を与えたのでは意味のないことですから。

      いずれにしてもアドバイスに感謝します。私もさらに勉強します。

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