お湯をわかすだけでも分かるその機能
電源スイッチを入れて、湯わかしモードを選んで、火力調節用のボタンスイッチを押す。あとは、お湯が沸騰するとコンロがブザーで知らせてくれ、バーナーの火を止めてくれる・・・基本的な操作方法や、コンロの動き方を説明されたときに、すぐにイメージが持てずに、一瞬戸惑いのような不思議な感覚を覚えました。元栓を開け、マッチの火をつけてバーナーの炎口にマッチを近づけて使うような経験を重ねた時期もあったのですから。
いったい、コンロに対する私の感覚はどこまで古かったのでしょうか。
鍋の温度が上がって火力が強すぎれば、火力を下げながら音声で知らせてくれるという親切設計。もちろん、ガスコンロが自動で調理をしてくれるわけではありませんが、火をかけた鍋を意識しながら別の具材の準備を進めるようなときにも、安心の度合いが違うように思います。
コンロの機能を正しく使うために
自動機能と鍋の形状、材質、容量
*: ピピットコンロ RN-BP3DR の機能を支えているエレメントの中でも大切な役割を果たしているのが、コンロの中央、バーナーに囲まれた温度センサーです。コンロに乗せたやかんや鍋の底にこの温度センサーが密着して温度を検知することで、点火や自動消火、保温をはじめとする調理の補助機能が働きます。言い換えれば、温度センサーが底に正しく密着できない形状(底に縁があって中央がへこんでいたり、底全体が波のような凹凸になっているものなど)のやかんや鍋は使わないようにすることが、このコンロの機能を正しく使うために必要です。
形状とともに、材質にも気をつけなければなりません。特に油を使ったあげもの料理で、温度管理の支援機能を使いたいと考えるのであれば、材質や形状、油や水の容量が取扱説明書に説明されていますから、よく読んで適切な使い方をするようにしましよう。