王侯貴族の雰囲気で楽しむ? Café royale(カフェ・ロワイヤル)
Café royale(カフェ・ロワイヤル)はフランス語。より馴染んだ英語にするとRoyal coffee。直訳すると「国王のコーヒー」ですね。
コーヒーを注いだデミタスカップの上に、先端部にひっかかりを設けた専用の器具ロワイヤル・スプーンを渡す。スプーンに角砂糖をひとつ乗せ、ブランデーを注いで染み込ませる。スプーンからこぼれない程度にブランデーを注いだら、角砂糖に火をつけ、溶けかけたもしくは溶けたところでコーヒーに落とし、かき混ぜて飲む。
出典:ウィキペディア・「カフェ・ロワイヤル」

酸味より苦みにバランスの強い味のコーヒーが私の好みですが、カフェロワイヤルは、普段のご自身お気に入りの味のコーヒーで試してみるのが私のお勧めです。
そして、カップは薄手の口当たりの軽いものがいいと思います。特に、専用デザインのロワイヤル・スプーンを使われるのでしたら、薄手がいいでしょう。
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- ブランデーのアルコールが燃えるときの炎は青白く、明るい中ではその炎が見えないとこがあります。
炎をつけるときにはリンの匂いがついてしまうマッチは避けて、ライターか火を移すための楊枝のようなものを使うといいでしょう。
- ブランデーのアルコールが燃えるときの炎は青白く、明るい中ではその炎が見えないとこがあります。
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- コーヒーは濃いめのものを普段のレギュラー用カップ1杯分ほど。
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- そしてロワイヤル・スプーンがあれば理想的。先端が、カップの縁に架けられるようにフック状になった専用デザインのスプーンです。
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- カップにロワイヤル・スプーンを渡して角砂糖を1つのせたら、スプーンが受けきる程度のブランデーを角砂糖にしみ込ませるようにかけてやります。
そして点火。
- カップにロワイヤル・スプーンを渡して角砂糖を1つのせたら、スプーンが受けきる程度のブランデーを角砂糖にしみ込ませるようにかけてやります。
- 角砂糖が溶けきるほどになったらそのままカップに入れてかき混ぜます。
ブランデーは特に高価なものでなくてもいいと言われますが、ブランデーという飲み物自体、わざわざ買っておいておくというには嗜好性が強く値段も高いものですから、試してみたいと思ってもちょっと簡単にはいかないかも知れませんが(ブランデーをAmazonで見てみる)、もしブランデーが近くにあったら一度試してみたい味。それがこのカフェ・ロワイヤルです。
カフェ・ロワイヤルはコーヒー? それともカクテル?
コーヒー豆を焙煎し、挽いて、抽出した飲み物 - そんなコーヒーを中心にした見方からするとカフェ・ロワイヤルはアレンジ・コーヒーのひとつと言えそうに思いますが、ブランデーを中心にして、カフェ・ロワイヤルをカクテルと位置付ける見方もあります。
ブドウで作ったワインを蒸留して作るのがブランデーですが、very old(とても古い)を意味するVOの熟成年数は11~15年。さらにVSO (very superior old)は16~20年、VSOP (very superior old pale)は20~30年、さらにXO (extra old)の44~45年、そしてそれを超えるエクストラと熟成の年数を表します。しかもそのアルコール度数はその40度から50度。
個性的な飲み物という意味では優劣つけがたいコーヒーもブランデー。胃を病んでいたとも言われているナポレオンが愛飲したというのが本当なら、炎でアルコールを飛ばしても飲みたかった - それはコーヒーの方ではなくてブランデーだったのかも知れないなと思ったりします。
アレンジ・コーヒーという感覚で楽しむとしたら、コーヒーを入れる時間のあとのアレンジの時間と、少しだけ贅沢に時間を使いますから、角砂糖もブランデーも、そしてスプーンを温めておくのもコーヒーを淹れる前に用意しておいてくださいね。