『ま、いっか。』 は余裕と優しさの合言葉なんだ

若かったころには分からなかった、「まぁ、いいか」の意味

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20代のように若かったころには意味が分かっていなかったのだなと思う言葉 - その代表が「まぁ、いいか」とか、「まぁ、いいじゃないか」^^; それこそ、1+1 は 2 以外にあるわけはない! というような、はっきりしているというか、余裕がないというか・・・。どうしてそれほど尖がっていたものか不思議な感じさえするのですが、そんな感覚を持つようになっているということは、私自身も、当時の自分が受け入れがたいと感じていた大人の仲間入りを果たしたということになるのでしょうか?

なんだか気になるから話しはじめてみたけれど、よくよく考えてみれば大勢に影響があるとも思えないし 『ま、いっか。』 -そんな徒然なる雰囲気で語られるエッセイはどれも、浅田 次郎氏一流の語り口でふわりふわりとした柔らかな調子。けれどどの話しも、妙に説得力があるのが小気味よい一冊です。

これはまことに肝心なことなのだが、ネクタイを贈られると男はみな喜ぶ。センスに合うかどうかなどと考えるいとまもなく、その気持ちが嬉しくてたまらない。つまりそれくらい、ネクタイというものは男にとって大切な、シンボリックな代物なのである。

考えてみてほしい。ファッションについて無限の選択が可能な女性に較べ、男の正装といえばスーツに限定される。しかもそのスーツ姿ですら、多くの人々の注目点は胸元のVゾーンに集中する。社会人になったとたんから、ネクタイが顔の一部であると思い知らされる。

そういう大切なものを贈られるということは、趣味のいかんにかかわらず魂に触れるのである。

出典:浅田 次郎著 「ま、いっか。 (集英社文庫)」より

do not mind, it is OK
(c) Can Stock Photo

そんな、若かりし頃の感覚が「何を言いたいのだ?」 と言いそうな話題に見えるのですが、どの話しも、読んでいる自分も無関係ではないよなと思える話しばかりで、思わずにんまりとしてしまうはず。

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そんなふうにリラックスすることができたとすれば、『ま、いっか。』の効能が分かるようになるはずです^^

読み進めるほどに、今の自分は以前に比べて丸くなったということが分かるだろうと思います。気持ちの余裕とか柔軟さの大切さを感じるようになっていなければ、読み進めることができそうもないのです。

読み切ることができたとすればきっと、今の自分もまんざらではないと自信を持てると思いますよ。

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