不安なときほど自分に正直に - それが自信を育てるヒントかも知れない

自信は時間をかけて育てるもの

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人間の恐怖の源泉は、多くの場合、「どうなるかわからない」という不確実性です。行動に移すためには、その不確かなことを確実なことに変換すればいいのです。恐怖から目をそらさず、見つめることをおすすめします。
具体的には「最悪の事態をできるだけ詳細に想定する」ことです。そこで対処法まで考えておけば、その時点で脳の中では確固としたものになります。
ストレスに弱い人のほとんどは、不確かなものに遭遇した時に、ネガティブな結果ばかりを想像してしまいます。しかしそこで「じゃあ、具体的にはどう解決すればいいのか」を考えてみる。最悪の事態をシミュレーションできていれば、その中間程度のものは「大したことがない」と思えてくるはずです。
ここで大切なのは、シミュレーションした内容を家族や友人に話してみたり、文字として書いてみることです。

出典:茂木健一郎氏 著・「脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変える

この一節を読んだとき私が思ったのは、私は私の性格ゆえに、自然と茂木さんが言われる「脳や感情が安定を取り戻す」方法を取っていたのだな、ということでした。取り越し苦労もまんざら捨てたものじゃないのかも知れないと^^
この考え方・行動の仕方は普段の私の考え方・行動に通じるものです。その昔この著書があったら、私が考えていること、イメージしているものを伝えようとした人たちに、きっと、この著書を読んでみてほしいと差し出したことだろうと感じるのです。

ただそれだけに、この “恐怖の源泉に真正面から向き合う方法は誰にでも勧められるものではない” んだよな、と思うのです。

考えつく限りの悪い状況を考えてみる - シミュレーションしてみる - というのは、取り越し苦労が実はくたびれ損なんだということを納得する最善の方法だろうと思います。
自分がどんなプレッシャーに弱いのかということを学び、自信を育てるという方向に働いてくれればそれなりの意味もあるだろうと思います。

ところが、自分一人のシミュレーションは袋小路に入り込み、抜け出せなくことも多いのです(だからこそ茂木さんも「家族や友人に話してみたりすることが大切だ」と言っているのだと思います)。
自分がどんなプレッシャーに弱いのかが分かるようになれば良いのですが、自己嫌悪というネガティブがスパイラルに陥れば、ポジティブに帰ってくるのにとんでもない遠回りをすることにもなります。

冷やかしではありません。
「これ以上考えるのは頭が痛くなるだけだからやめだ! 結局答えなんかそう簡単に出るもんじゃないよ!」 と恐怖を断ち切れる - 気持ちを切り替えられるのであれば、その方がよほど救いがあるかも知れません。
「最悪の事態をできるだけ詳細に想定」してみるというのは、合理的、論理的といえば聞こえはいいのですが、諸刃の剣という面があることを忘れてはいけません。

家族や友人に話してみるということさえ、遠回りだったりダンジョンへの入り口になってしまったりということが起こるからです。

なぜなら、みんなが同じように恐怖と感じるものは、多くの人たちが触れないようにしていることだということが多いからです。まともに取り合ってもらえないということが起こります。
そして、恐怖だという感覚を共有できない人とは、自分の恐怖そのものを理解してもらうという作業が必要になるのです。シミュレーションどころではなくなってしまいます。

合理的、論理的であるということは敬遠されます(私の経験では)。伝えよう、いっしょに考えてもらえるのではないかという思いがあればなおさら、話しを聞いてもらう相手を選ぼうとします。
結果的に「恐怖と向き合う」作業は自分一人のものになってしまうということになるのです。

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(c) Can Stock Photo / OG_vision

自分のペースで自分を信じる - それが自信

茂木さんが言われるシミュレーションはそれでも、怖がらずにするべきだと私は思っています。
とても矛盾して聞こえるだろうと思いますが、自分を支える自信がほしいという思いを持っている人は必ず答えにたどり着けるはずだと思っているからです。とんでもなく時間がかかってしまったとしても、自分で出した答えにはとても大きな力があるからです。独りよがりにならない誠実さを知ることもできると思うからです。

けれど、くれぐれも頑張りすぎないでください。

しかし同じプレッシャーを受けても、そのストレス状態を楽しみながら活力に変換できる人と、不安を覚えて逃げ出したり落ち込んでしまう人もいます。
なぜこんなことが起きるのでしょうか。
実は、ストレスに弱い人は「脳のモード」の切り替えがうまくできていないケースが多いのです。

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と茂木さんも語っているように心にも - 心だからこそ - 得手不得手というものがあります。

よく「人間の脳は潜在能力の一〇%しか使っていない」と言われています。しかし、神経細胞の数でいえば、実は大部分を使っています。一方、脳の「モード」という意味では、僕も含めて、多くの人が一〇%どころか、まだ数%しか使っていないのです。

という言葉のままに、潜在能力を引き出すためにと自分を実験台にするような無理は禁物です。茂木さんの話しも注意深く読んでください。

普段の生活でこのモードを駆使しないのは、実のもったいないことなのです。
モードの切り替えは、前頭葉の眼窩前頭皮質という部位が中心になって行っていると考えられています。しかし、僕たちは電気のスイッチを切り替えるようには、脳のモードを切り替えることができません。なぜなら、モードは「無意識」のうちに前頭葉が切り替えてしまうからです。

では、どのように無意識を操ればいいのでしょうか。

茂木さんはちゃんと解説してくれています。
私もこの説明に出会っていれば、悪夢にたたき起こされるという恐怖を感じなくてもすんだだろうか、そんな気がします。

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