自分探しのためのヒント - 『ブレない人は、うまくいく』

迷いは、答えを求めるモチベーションと隣り合わせ

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お互いの個性を尊重し、同じ目線でお互いを語り合い、理解し合う - どこから持ってきたのかわからない価値観や「常識」などというラベルをつけたものに縛られず、公平で、誰もが納得できる関係でいたい・・・。たとえばそんな人間関係について。

もし、答えの出ない悩みで頭の中が堂々巡り・・・な状態に踏ん切りをつけたいと思っているとしたら、この著書が有意義なヒント、きっかけを示してくれると思います。なぜなら、この著書が教えてくれるのはひとえに「自分を中心に考えなさい」ということだらかです。

自分に正直になれさえすれば、自分の考えや感情の隅々を一番よく分かっているのは自分自身。だから、本当はどうだろう? と分からない部分の多い相手を中心にすることで、迷ったりストレスを感じたとしても、自分の自然な思いに素直になっていれば、どうすれば良いかの答えはすぐに出る・・・そんなことを教えてくれているのです。いえ、正確には、そのヒントを与えてくれていると言うべきですね。

MUSTでする人は、ブレる。
クレージーなことをできる人は、ブレない。

と題した章があります。

ブレる人は、「しなければならない(MUST)」で、する人です。
上司から言われているから、彼から言われているから、彼女から言われているから、親から言われているから・・・・・と、「〇〇から言われているから、しなければならない」と言うのです。
究極は、「世間でいわれているから」ということで、常識に従います。
自分の考えではなく、まわりの意見を基準にしているのです。

ブレない人は、「したいこと(WANT)」をしています。
ブレる人も、口では「したいことをやっています」と言っています。
「しなければならないこと」と「したいこと」の区別が、あやふやなのです。

ひとつひとつの項目はどれもみんなごもっとも。簡潔にアドバイスしてくれているだけに説得力があります。

そして、不幸にして? 著者が語るブレる人が自分に重なることに気づいたとき - 程度の差はあってもきっと、それを認めたくないという抵抗を感じるでしょう。その時こそ、その自分と決別するチャンスかも知れません。

自己評価を高めたい - つまりは、自分に自信を持ちたいと願ってアドバイスを探していたり、今感じている人間関係を変えるための強いメッセージを求めていたとすれば、そんなわけはない! と、プライドや反骨心を呼び覚ましてくれたことになるのですから。

ブレる、ブレないということを自分にあてはめて考えてみると、自分と相手、自分と他人をどう捉えるかということに尽きるでしょう。つまりは、自分の人間関係を自分で表現しているようなもの - それがブレる、ブレないという姿になるのだと思うのです。

ただここで注意しなくてはいけないのは、『迷わなくなる55の方法』というサブタイトルが付けられていても、この著書の内容は上級者? 用だとうこと。どのアドバイスも、実践するにはどうすればいいだろうと考えてしまうことばかりです。

自分自身をしっかりと抱きしめられるように

自分でいること_それが一番大切なこと
(c) Can Stock Photo

感じ方や考え方、行動の仕方、あるいは、自分はもしかしたら何かの先入観に縛られてはいないかと自分を見つめ直そうとする姿勢で読むのであれば、自分の迷いの根っこがどこにあるかを鋭く指摘してくれたり、その迷いを断ち切るための心構えをはっきりさせてくれる威力を発揮するに違いありません。そんな著書です。

けれど、心構えや考え方のガイドラインを示してくれた後、具体的にどう行動すべきか「あなたのための処方箋」は私たち自身で書かなくてはいけないのです。たとえばこんな一節があります。

厳しいことを言ってくれる人を、避けないことです。
ブレる人は、厳しいことを言われると、「嫌われた」と思ってプツンと切れます。
オール・オア・ナッシングです。

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切れないようになることができるのか、切れない自分にはどうすればなれるのか、どれくらい時間がかかるのか、その方法を実践しようとするとき、うまくできるようになっているかアドバイスをもらうことはできないのだろうか・・・。そんなふうに、人様との対人関係と同じくらい、自分との対話も迷いや戸惑い、怖れが大きいこともあるでしょう。そうした人には、この著書だけではなく、この著書の内容と今の自分の気持ちを共有して、いっしょになって処方箋を探してくれる人が必要になるはずです。そのときにも、自分に正直に相談に乗ってくれる人を求めることの大切さも、この著書が、はじめの一歩としてヒントをくれるはずです。

ブレない - 自信のある - 人はこう考えると聞いて、器用に真似のできる人もいれば、できない人もいるでしょう。だから、自分で自分がブレていると感じたり、もう少し自信を持てるようになるにはどうしたらいいだろうと考えているとしたら、この著書の中で、自分によく似ていると感じる話しを探してみてください。ただし、そこに次の解決策 - 処方箋 - を求めないでです。やっぱり自分を大切にしなくてはいけないんだということを確認できたら、それで十分だと思って。

自分はどう思うか、自分にとって何が大切かを外してはいけないと気づかせてくれるこの著書はとても強力なカンフル剤になると思うのです。その先へのモチベーションもきっとあなたの中に芽生えていると思います。

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