「失敗は成功のもと」という言葉を信じて
仕事の中、チームとして新しい仕事に成果を出したい - その思いが漠然とした焦りになっているんじゃないかと感じる今日この頃^^;
チーム力は大丈夫か? と確かめる前に、自分が大丈夫なのかな⁈ なんて考えながら、なんとはなしにぱらぱらとめくっていた「にゃんセンス」の本。
ぼくら一人ひとりを支えてくれるメッセージがいっぱい! と思っていた中にこんな言葉があるのを再発見しました。
失敗は終わりじゃない
いくらでも再出発できる
失敗には二種類あります。弱さゆえの失敗と、挑戦したがゆえの失敗です。けれど、どちらの失敗にも共通すること、それは失敗から学びとった教訓を、次の挑戦に活かせるということです。
歴史上の優れた研究者たちも、数え切れないほどの失敗を繰り返して、最後に成功を手にしたことを思い出しましょう。
失敗は終わりではありません。失敗したからといって、あなたが終わってしまうわけではないのです。今は真っ暗に思えるかもしれませんが、そこで得たことを元にやり直せばいいのです。
失敗は次への種まき。そう割り切って、次へ臨める人こそ、成功を手にする人なのです。出典:隅田直樹氏 発行・「常識なんてにゃんセンス 人生を変えるニーチェの言葉」
ふとこの言葉が目に止まったのは、自分の中に「失敗するわけにはいかない!?」というようなブレーキがかかっているような気がしたからなんです。
なぜ失敗してはいけないなんて考えているのだろう? それが自分でもちょっと不思議でした。
より良い仕事のための失敗、そんな考え方はなくなってしまった?
たぶんそれは、長く長く続いている? 続いていた?? デフレ景気のせいだという気がします。どんな業界でも、どの企業でも、仕事の価値という考え方は視野の片隅にもなくてはるかかなた。
どんな製品もどんなサービスも誰かが形にしたもので、その製品やサービスを手にするにはそれなりの代償を支払うもののはずだったのに、今や、どんな製品もどんなサービスもただにこしたことはない!? と言わんばかりの価値観が大手を振っている。これってデフレ思考ですよね。
うっかりすると、無料でなければサービスとは言わんだろう! という話しまで聞こえてくるありさま。
だから、無料なんだからいいサービスだろう!? という、何だか本末転倒な仕事まで出てきている。
要するに、自分たちの仕事が正当に評価してもらえないことは分かっている!!? というようなとても悲しい、あきらめの雰囲気が自分たちの中にあるのを感じるから、確かな成功体験をさせてやりたいという思いも亡くならないのです。
そのためには、自信に満ちた結果を持たしてやりたい… だから失敗したくない、させたくないと感じているような気がするのです。
どんな失敗をしようと
それは失敗から学びとった教訓を、次の挑戦に活かせる
と、ポジティブに受け取る余裕がどこかに残っているだろうか -
そんな、できることもできなくなってしまいそうな、おっかなびっくり、及び腰な態度は忘れてしまいたいものです。
やめたら終わり
簡単にギブアップしないで
大きなことを成し遂げた人の共通点。それは諦めなかったから。
どれだけ失敗しても、不屈の精神でチャレンジし続けたことです。何かに挑戦すれば、失敗はつきものです。一度心に決めてその道に入ったのならば、ちょっとやそっとの苦労で道半ばに舞台から下りてしまうのはもったいないこと。何年にも渡る努力が無駄になるだけでなく、自分は完走できなかったという悔いがずっと心に残ります。一定の結果を残すゴールまで、わき目も振らずに猛進しましょう。
失敗したら終わりではありません。やめたら終わりなのです。
一つのことをやり遂げれば、そのことによって自信がつき、余裕が生まれます。そして更なる高みへ挑むことができるのです。
報われる - 正当に評価されることを求めたことがないと言えば嘘になるような気がします。
けれど、自分は報われるためにだけ仕事をやってきたのかと問われれば、それは違う! と言えるのです。
自信を確かめることができた成果をあげた仕事ほど、良い仕事をしたい! それだけを考えていたと思うのです。良い仕事ってどんなものかよく分からないままにです!^^;
たくさんのことを考えるようになったのは、大人になったからでしょうか? 年をとったからでしょうか?
「こんなにあれこれと気をまわすことなく、仕事に集中したい!」- そんなふうに思っていた感覚をもう一度呼び戻して、まずはチーム作りから仕切り直しましょう。