故障かなと思ったら、まずはマニュアルどおりに
バリスタユーザーのみなさんはもう十分にバリスタを使いこなしているでしょうね。
そのバリスタのSOSから確認しておきましょう。
バリスタには
- メンテナンスランプ
- 給水お知らせランプ
- クリーニングランプ
という3つのインジケーターランプ(表示灯)があります。
このインジケーターランプはどれも赤い色で点灯し(一部はメニューボタンとの組み合わせで)どんなメンテナンスが必要なのかを示してくれます。
思い込みは禁物ですよ^^;
「ん?」(故障かな?)と思ったら、文字通り、マニュアルのセクション11の「故障かなと思ったとき」を開いて説明に従うようにしましょう。
たとえば、クリーニングランプが点灯している!と思っても、セクション8の「洗浄とお手入れ」には行かないように!^^;
MEMO:
赤いランプが点灯したらまずセクション11の「故障かなと思ったとき」へ!
セクション8の「洗浄とお手入れ」は、赤いランプが点灯していないときの正常なメンテナンス(洗浄とお手入れ)の手順なのです!!
不具合はインジケーター(表示灯)+メニューボタンが知らせてくれる
クリーニングランプが点灯している!と思ってクリーニングランプを見るとシャワーのようなシンボルになっていますね。
これはお湯の出口周りを掃除しなくちゃ!と反応したくなりますからセクション8の「洗浄とお手入れ」を開き、「ドロワー/攪拌部/スライダーカバー」を見ますが、その最初に書いてあるのが「ドロワーを引き出します」。
ところがドロワーが抜けない! ということがあるのです^^;
クリーニングランプが点灯しているのだけれどあわてずに確認してください。
- メニュー[エスプレッソ]のボタンが緑色に点灯
- 真ん中の電源ボタンは赤色に点灯、そして
- クリーニングランプ(赤色)が点灯
という状態のときには、セクション11に説明されているように
「何らかの原因で抽出中に異常停止した状態」 - ようするに、”正常なスタート位置からスタートできない” というエラー状態なのです。
異常停止のときにはドロワーにロックがかかっていて、どうやっても抜けません!
ですから、3つのインジケーターランプが点灯したときにはまずセクション11です。どうか忘れないでください。
この3つのランプの組み合わせのときは
- カップをドリップトレイに置いて
- 緑色に点灯しているエスプレッソ ボタンを押す
のが正しい操作です。
ドロワーが外れないのはニュートラルになっていないから
ただそれにしても、ユーザーを戸惑わせるのが、ドローカバーが外れないという症状。
ですから、構造だけは理解しておきましょう。
コーヒータンクの底には底板とプレートを組み込んだ計量器本体が取り付けられています。そしてコーヒータンクを納めるコーヒーメーカー本体のトップカバーを開けた中には、計量器本体からコーヒーを受け取る穴があります。
コーヒータンクを正しく - カチッと音がするように納めるためには本体側のコーヒーを受ける穴がマシンのまっすぐ背中側になっていなくてはいけません。
そしてコーヒータンク側の計量器底板にあるコーヒーを出す穴もタンクのまっすぐ背中側を向いていなくてはいけないのです。それが “正常なスタート位置” です。その位置になっていないというのが “異常停止した状態” というわけです。
上に挙げた3つのランプの組み合わせのとき、マニュアルに説明されている操作をしてもエラー状態が改善できないときには「サポートデスクにご連絡を」と説明されています。
本体側のコーヒーを受ける穴、コーヒータンク側のコーヒーを出す穴、それぞれ右回しに位置を合わせることができるようですが、あくまで無理なことはなさらずに^^;
これはちょっとと思ったらサポートデスクのアドバイスを仰いでくださいね。