ツールとか、その使い方なんて構えずに
「マインドマップする」という言葉はもう世の中にあるでしょうか?
頭の中にある考えとかアイデアの位置関係を決めながらマップを描く - その行動をマインドをマップするというとしたら、
位置関係を決めながらマップに描いた頭の中にある考えとかアイデア - その描いたものはマインドのマップ^^
つまり、マインドマップという言葉にはその両方の意味が含まれていますね。
ついでに、描いたマインドマップを見せたり、伝えたり、説明したり… また見たり、理解したりという活動も全部ひっくるめて「マインドマップする」と言ってしまおうかな^^ と思うのです。
「見える化」という言葉を仕事の現場で聞かされたり、「見える化する」ことを求められたりした経験を持っている人はたくさんいるのじゃないでしょうか?
私などもその一人。
マインドマップの特徴は?
特性要因図 vs マインドマップ
QC活動とかその7つ道具とかいうものの仲間として特性要因図なるものを学んだことがあったのですが、マインドマップをはじめて知ったときに思い出したのがその特性要因図でした。「よく似てるね!」 と。
私がはじめて特性要因図にであったのは1990年も限りなく2000年に近づいた頃でした。
1950年代に生まれた考え方やツールを40年以上も経ってからも使っているのだから、よほど優れたものなのんだろうなと思ったのです。
ただ、その当時のインストラクターの問題なのか、私のセンスに問題があったのか、どうもおもしろいものではありませんでした。原理や使い方は理解できるのです。けれど、おもしろくはない。
自分の仕事にぴたっと重なる使い勝手を感じることはできませんでした。
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一方、私が初めてマインドマップに出会ったのはいつだったでしょう?
iPhoneを使うようになってMindMeisterとの出会いが最初でした。そのとき、マインドマップのユーザーとしてはかなり後発ですが、自分の仕事、自分の精神活動にぴったりだ!! というインスピレーションがあったのです。
おもしろくない! と思った特性要因図によく似ているなと感じたし、仕事を変えたりしていたわけではありません。
なのに、自分に合っているな! と感じたのです。
よく似ているからよく分かる!
特性要因図とマインドマップは基本的には同じものだと言えるかも知れません。
しかも、アプローチが正反対のように思えます。
特性要因図はある「特性」を決定する要素にどんなものがあるかをチャートにしたものですね。
ところが、「特性」があって関連する、代表となる「要素」が決まった数あって、その間を埋めてごらん… どんな要素があるだろね? と描いていくものです(少なくとも当時はそう教えられました)。
まず「特性」ありきは、マインドマップのセントラルテーマありきと同じように思います。
けれど、マインドマップはセントラルテーマからどちらへ向かってどれくらいマップが成長するかに限界がありません。セントラルテーマから伸びていくコネクターやエレメントをまとめたり、グループ化していくのにも縛りはありません。
フリーハンドとも言えるほどのこの自由さが、「正反対のアプローチ」の秘密であり、マインドマップの特徴です。特性要因図もマインドマップのアプローチ方法だったらいくらでも発展的に描けたのに! と思うくらい。
「マインドマップする」のに手順はいらない - そう言ってしまったら、発案者というトニー・ブザン氏には怒られそうですが^^;
頭の中にあるものを「見える化」するのはとてもおもしろいものです。
自分の頭がどんなふうに物事を発想しているかとか、考え方にこんな癖があるんだなということが「見える」ようになるのですから。
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論理立てて説明する - 言葉にするのがむずかしいようなものほど、威力を発揮するマインドマップ。
自分ともう少し向き合ってみようかな? と思えたらそのおもしろさを感じはじめた証拠です^^ トニー・ブザン氏のオリジナルと言われるiMindMapあたりをさわってみませんか!