歴史に学ぶ考える力 『日本人へ - リーダー編』

この著書は題名に表されているように、世界史を通して世界を理解し、世界史の中の日本、世界の中の日本を理解し、日本のあるべき姿を考える、そのためのヒントやきっかけを与えてくれる著書です。国際政治を下敷きに日本をみつめる、そのとき、世界史を鏡にするとこんなものが見えてくるという提言を集めた著書だと、そんな言い方もできるように思います。

しかも世界史は、単なる時間のつながりではなく、そこに生きる、生きた人々の文化に大きな意味がある - そんな、世界史の捉え方や、歴史と今とのつながりをどう捉えるかの手本を示してくれているようにも思います。

リーダーのあるべき姿

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そもそも、社会をどう捉え、その社会にどう取り組むべきかを、国際的な問題、国内的な問題、

危機の打開に妙薬はない。ということは、人を代えたとしても目ざましい効果は期待できないということである。やらねばならないことはわかっているのだから、当事者が誰になろうと、それをやりつづけるしかないのだ。「やる」ことよりも、「やりつづける」ことのほうが重要である。

この著書の初版が発行されたのが2010年だったとすれば、2014年12月の衆議院議員総選挙を終えたばかりの私たちは、この著書が発行された4年前と今の私たちを取り巻く環境が少しも変わっていないことをあらためて認識しなくてはいけない。この著書に語られている「危機」の意味を、私たちはどれほど理解しているでしょう。

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投票したところで自分たちの生活が変わる、良くなるとは思えない - そうした悲観的な捉え方をするとしても、だからこそ、自分の意思を政治に投影する気概をもって投票すべきだという積極的な捉え方をするにしても、否応なく時代は進み、自分たちの環境は変化していくのだという危機感はなくしてはならないと語っているようです。

 

歴史に学ぶということの意味

「歴史は繰り返す」、あるいは「歴史に学べ」という言葉を、折に触れて聞かされているように思いますが、

 

そのまま現代に重なる事象があったことを知り、その歴史がたどった時間、結末を知る - それだけで事足りるほど単純な話しではない。政治や生活のあり方を探ることに目的があるとすれば、そうした客観的な症状、事実をあるがままに正確に受け止めてはじめて、行動のためのスタートラインに立てる。

 

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