文字を書く技術 - 手書き入力

文字は入力するものか、書くものか

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いったい1日にどれくらいの文字を書くことでしょう。

PCを使って仕事をし、普段はiPhoneを持ち歩いてToDoリスト+カレンダー アプリでスケジュールを管理し、メールやメッセージの送受信を行い・・・ そんな、PCやモバイルデバイス中心と言っても良いほどの生活をしているからでしょうか。

キーボードやディスプレイに向かって文字を入力するということが「書く」ということのほとんどを占めるようになっていると感じているのですが、みなさんはどうでしょう?

キーボードやディスプレイタッチを使った文字入力を「文字を書く」という言い方で表すのは、もう普通のことになっていると思うのですがどうでしょう? 「メールを打つ」とは言わず、「メールを書く」という言い方をすると思うのですが。

レターや報告書、仕事に必要な連絡や記録のほとんどを紙とペンを使って行っていたことを思うと、手で書くという習慣があったことさえどこか不思議に感じるほどです。逆の言い方をすれば、現代の「文字を入力する(文字を書く)」環境は本当に進歩したものだとも感じます。

はたして、PCを中心に据えた仕事についている私のようなタイプの人間は、1日にどれくらいの文字を書いて(入力して)いるものでしょう。

 

デジタルの文字入力は文字変換機能の発達に支えられている

文字はペンで書くものから、入力するものになった - 手書きとキーボードを使った入力、あるいはiPhoneのフリック入力を比較してみると、そのことを強く感じます。

  • 「手書き」と手で書こうとすると総画数18
  • キーボード+日本語変換インターフェースとしてWindowsのMS-IMEを使うとした場合、
    ローマ字入力では “tegaki”の6ストローク+変換のスペースバー1タッチで合計7ストローク
    (ひらがな入力ならばストローク数は、iPhone+iOS9.0のフリック入力を凌ぐことになるでしょうか)
  • iPhone+iOS9.0のフリック入力であれば、”日本語かな”メニューを選択する1タッチ+”てがき”と濁点を入れた4タッチ+(選択候補を選ぶ)1タッチで合計6タッチ
キーボードを使った文字入力
(c) Can Stock Photo

1日にどれくらいの文字を書くかは分かりませんし、手書きの画数と画面タッチの回数を比較するのは無理があるだろうと思うところがないこともないのですが、同じ文章を手で書いた場合とキーボードで入力した場合を比べると、手書きよりも「入力」の方が圧倒的に高速に文字を”書ける”環境になっていると思うのです。

キーボードとの付き合いにバランスが偏っている分、手書きの能力が衰えているということもあるのかも知れませんが・・・。

Windows_MS-IMEの入力モード
MS-IMEの入力モード

日本語への変換を支援してくれる機能はMS-IME以外にも選択肢はありますが、文字入力のインターフェースの中心がその変換機能にあって、OSやCPUのパワー、性能アップとSNSをはじめとする、ネットワーク環境の利用率の向上 - 言い換えると、情報交換(コミュニケーション)の速度向上を支えているのが、入力と文字変換のインターフェースにあるように思えます。

 

手書き文字の認識機能、その性能も上がっている

キーを使った文字入力の方法と、日本語文字への変換機能が高まるのといっしょに、手書き文字を認識し、デジタルな文字データに置き換える機能も同じように高められていますね。iOSの日本語キーボードには手書き機能はないようですが、Google翻訳 – Google, Inc. や、mazec – 手書き日本語入力ソフト – MetaMoJi Corporation などの文字認識の機能は、日本語変換機能との連携も含め、よくデザインされていると思います。

Google翻訳は、「こう認識しましたがOKですか?」という、アプリの側から確認を求めるダイアログ方式を取らず、書かれたものを一定のタイミングで直ちに文字に置き換え、翻訳結果を表示します。よどみなく意思を伝えるという、コミュニケーションに必要なスピーディさを重視していることがよく分かります。

一方のmazecは、入力された文字の種類に合わせて、認識結果とどう使うかの推測結果を同時に候補として表示することで、すべての文字を書かなくても全文を完成することができるように支援する、私たちがすでに慣れ親しんだダイアログ方式で機能します。

草書に近い形に書き崩した文字を思った文字として認識させたければ、認識機能の特性、傾向 - くせと言えば分かりやすいでしょうか - を掴んでやる必要があるようにも思いますが、使う側が少しの柔軟性を持てば、手書き入力もここまで身近な機能になっていることが確認できるだろうと思うのです。

 

手で書くことの良さを選ぶならば

日本語変換機能にしても、手書き文字に対する認識機能にしても、それを語るのはやはり今さらの感があるだろうと思います。「時代が求めているからだ」と言えなくもないように思うくらい、ごく自然なことになっているのですから。

ただ、キーボードや画面タッチの入力の便利さ、高速さが高まり、OSやCPU、対応アプリ、ソフトウェアの処理性能が高まっている今だからこそ使えるデジタルデバイスへの手書き入力の可能性 - いちばん身近に、すぐにも使える手法はiPhone、スマートフォンの周辺にあるように思うのですが - を確認したい気がしています

紙とペンを使って手で書く
(c) Can Stock Photo
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なぜ今、わざわざ手書き入力なのか。それは、情報とコミュニケーションの速度に追いつこうと頑張る自分の思考の速度は、それほど高速ではなく、今でも手書きの速度がちょうどいいのではないかと感じる場面があるからなのです。

あるいは、今のConnected Worldとも言えるデジタル世界のコミュニケーションに興味を持っているにも関わらず、キーボードやフリック入力にむずかしさを感じる人たちがいるとしたら、昔からある手書きがちゃんと使えるのですよと教えたいような気がしているからなのです。

 

How do you feel? Speed of character input using the keyboard should be much faster?

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