目標、存在意義、立ち位置、やりがい… どの言葉が自分の仕事にあっているだろう

会社の目標は社員の目標ややりがいになれるだろうか

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これだけ時間をかけて考えを整理し、行動してみては振り返って整理し直す - そんなことをくり返しているのは、自分たちの仕事の成果やそのレベルをもっと高めたいという意識があるからではないかと思っていますが、その反対側に、そうした意識や思いが届かない、通じない意識もあるということが分かってきているからだとも感じます。

何かのきっかけ、ヒントがあれば… と感じることが増えてきているだけに、なかなか自分たちの仕事を考えるということをやめられそうにありません。

利益を目的にしていないか」で語られていたことを要約してみると…

利益を求めるのは「組織の存続に十分かどうか」という建設的なレベルにとどめながら、目的にはしない… 仕事に取り組む視野を狭めてしまう利益ではなく、顧客に提供できる価値からスタートした目標を設定する…

直感的に感じていたのは、この組織(会社)が目指す目的というものを個人(社員)みんなが理解し、共有できていれば仕事の成果は効率的に、しかも最大の効果で得られるに違いないということでした。

その理解と共有化のことをコンセンサスと呼ぶのだと思っていたのです。その意味で、ドラッカー氏の言葉 - それを代弁してくれる佐藤氏の言葉を

顧客に提供できる価値 <> (組織の)目標 <> (組織の)存在意義 <> 利益(収益)

とつないで理解しようとしていたように思います。ところが…

それ以前に、この理解共有を促進することが仕事になる!? ほど、簡単なことではないというのが管理職を経験してみるとよく分かるのですね。

仕事・職場に対する夢や理想はあるけれど…

端的に言えば -
組織(会社)が目指す目的というのは、別の言葉でいえば、組織の存在意義に重なるものだと思います。

そして、私たち雇われる立場の者の多くは、そのことを意識していないと思うのです。
それが意識できるようになるのは中堅とかベテランとか呼ばれるようになってから。つまり、仕事の手順を覚えて以降のこと。
ということは、それだけの時間をかけないと、目的や存在意義を理解できるようにはならないということです。

もちろん、時間をかければそれでいいというものではなく、個人の資質に依存すると言えそうだと感じます。

組織(会社)が目指す目的というものは自分たちが直接決められるものではないし、関与できるものでもないという意識がある。あるいは、無意識をそんなふうに説明しようとすることがある。

そんな意識にとって、組織(会社)が目指す目的は自分の頭のはるか上にあって、そこから業務指示となっておりてくるものだと思っている。普段の自分の仕事は与えられたからやってはいるが、組織(会社)が目指す目的と適切につながっているかを判断するのは自分の仕事ではない!? と思っている。あるいは、そう思いたい。

- こんな状況だったとすれば、理解とか共有、コンセンサスどころの話しではないのですね。
仕事や職場に対する夢や理想をみんなもっているだろうにと思うほど、理解と共有をどいうレベルで求めるか - そんなリーダーの側の設計も複雑になりそうです。

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そのとき、みんなの意識を集約する・ひとつに集めるという意味でも目的、目標が必要なんだということがよく分かります。

成果を明確にしてから
目標を設定する

目標には、はじめからチームとしての成果を組み込んでおかなければならない。それらの目標は、常に組織全体の目標から引き出したものでなければならない。
「マネジメント[エッセンシャル版]…. p.139

(中略)

「われわれの成果は何か」という問いが、目標設定の前提となります。

出典:上田惇生氏 監修/佐藤等氏 編著・「実践するドラッカー【チーム編】

そして思い出さなくてはいけないのは、みんなの意識を集約する・ひとつに集めるという意識や目標が、組織(会社)の意思であることが必要だということ。

リーダー、つまりマネージメントの側に立つものはその意思に真摯に取り組むことが求められていたということを忘れないようにしなくてはいけませんね。

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