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その年齢だから求められるもの - 年相応の自分を発揮できているか

自分の適性を活かせる仕事はどんなものだろう… と考えていたのが妙に懐かしく感じる今日この頃^^
数十年も前のことの割には、これもまた妙にはっきりと記憶しているのが自分でも不思議です。

何を不思議に感じているかというと…

その昔、探し求めていた自分の適性とかやりがい - 20代になって間もなかった頃はまだ、何をやりたいのかさえまでちゃんと分かっていないような状態で、それでも自分をかけられる仕事に就かなくてはとか、就いた仕事に自分をかけなくてはとか、イメージだけが先行していたのですね。そんな自分は、これだ! という自分や仕事にたどり着けたのだろうかと振り返りながら、若い仲間の適性とかやりがいを考える年齢になっている… 考えるような仕事をやっていることが不思議なのです。

不思議というよりは - 自分がこの仕事をやっていていいのだろうか?! という戸惑いに近い感覚があるような気がします。
あるいは、自分をもう少し見直しておきたい… という気持ちが残っているのかも知れません。若い仲間の仕事の進め方やその成果、やりがいや手ごたえを感じることができているだろうかというところに目が言っている分、自分を見直すことができていないという感じもあるのです。

自分は何を求めて今の仕事に就き、どんな自分を実現してきたのか…

仕事に手ごたえを感じることができているかによって、仕事への集中力は違ってくるだろうし、集中力といっしょに残せる効果も高まってくるように感じます。だから、逆説的な見方かも知れないけれど、今の自分をちゃんと知っておきたいと思うのです。
若い仲間をリードするような仕事をするのであればなおのことです。

 

教わることができないからこそ「鏡」を忘れずに

年相応を望んでも、望まれる役割り - 職制 - や分担によっては、その自分を見てもらう・教えてもらうことができないことが増えてきます。
それが経験を積む、若い仲間をリードするということなのだろうとは思うのですが、少々辛いところでもあります。

自分を確認しながら、若い仲間と並走するには…

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)」 の 「*動機と仕事のフィットが大事」という章の中で語られている仕事とそれに取り組むの組み合わせについての説明、それが私にヒントを与えてくれました。

そこには、仕事の成果や仕事に対する満足度は、その人間がどんな動機で仕事に向かっているかによって違ってくる - その動機は3つに分けられるということが説明されています。

①達成動機
設定した水準や目標を達成したい 、という動機です 。

②親和動機
他者と親密で友好な関係を築き 、これを維持したいという動機です 。

③パワ ー動機
自分の行為や存在によって組織や社会に影響を与えたいという動機です 。

ハ ーバ ード大学の行動心理学の教授とその後継者によると説明されているこの分類。
私自身は、そして仲間の一人ひとりがどんな動機をもって仕事に取り組んでいるか(取り組んでいると思われるか)をこの分類にあてはめてみるのです。

そしてもうひとつは、メンバーそれぞれが属している部門、そして会社は、どんなものさしで・どんな評価・判断をして仕事を与えているかを確認するのです。

組織を率いて大きなイノベ ーションを実現する管理職は 、高いパワ ー動機を持っている傾向が顕著なことが明らかになっています 。一方 、一般に企業において高業績を上げる人材は高い達成動機を持っている傾向が 、やはり明らかになっている 。

現在 、企業における人材配置は 、職務の重要性と人材の能力をリニアな関係で捉えて 、より重要性の高い任務に 、より高い能力を有する人材をあてはめる 、という単純な考え方が主流になっています 。しかし 、マクレランドおよびヘイグル ープのこれまでの研究結果は 、任務と能力の関係はそのような単純なものではなく 、能力の背後にある 「動機 」が大きく職務のパフォ ーマンスに影響を与えること 、動機のプロファイルによって 、活躍できる仕事の種類 (課題優先型か好奇心駆動型かなど )は変わるのだということを示しています 。

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個人の能力が先にあり、その能力を評価できる組織(会社)を選ぶことが、自己実現につながる - 20代30代の頃にはどこか漠然としていたその感覚を、仕事を通して確認できる・実感できるようになったのは50代に入ってから。
今考えてみれば、若かった自分が思い描いていた仕事にただただ集中できていたのは40歳を挟んだ前後5年の10年間あたりだったかなと思います。

「ただただ集中していた」ということは別の、厳しい言い方をすれば「自分の事しか考えられなかった」時期だったということでもあります。

これから先、実務面では若い仲間にかなわなくなるのだろうなと感じます。若い仲間にそんなふうに力をつけてもらえるように、自分 - 仲間 - 組織 の研究と実践をさらに続けていかなくてはなりません。