チームワークを活かす職場なら、個人を尊重しなくちゃ

個人よりも組織が優先?!

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“意見をかわす” とか、”意見を交換する” という表現があるのだけれど、肝心の意見をかわすどころか、自分の思いを言葉にすることがない… もちろん何も感じていないわけではないし、自分ひとりで抱え込んでしまってどう相談をしたらいいだろうという気持ちを持っている -

そんな仲間がいるとしたら、どうしたらいいでしょう?

会社の方針を説明し、目指したいゴールを話し、担ってもらいたいと思っている役割りを話す - もしかすると、そんな、会社のことが先に話しに出てくることあたりに問題があるでしょうか?
個人(社員)よりもまず “会社ありき” な感じを与えてしまっていたりするのでしょうか?

個人よりも組織を優先するんだというようなことは一言も言っていないし、むしろ、個人の納得ややりがいを集めて組織の力にしたいと思っている - そんなニュアンス・意味合いの思いを伝えているつもりなのですが、個人の方が “まず組織ありき” - 自分たちよりもまず組織 - と考えているのかも知れません。

個人にとっての問題を組織で受け止める?!

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(c) Can Stock Photo

言い方を変えれば、「仕事仲間の思いが聞こえてこない」- そんなふうに言えるでしょうか。

与えられた仕事にどう対応するか・対応できるかは個人の責任であり個人の問題だと捉えている - その感覚は、仕事に関わらず、個人(社員)vs. 組織(会社)というような形で感じられます。

思い切って仕事を離れて考えてみるとよく分かると思います。

たとえば、仕事の仲間が産休や育休を取るような場合はどうでしょう?
産休や育休、あるいは介護休暇には、家庭の事情というような “私事都合” 的な必要という側面があるでしょう。それが社員個人の側のものだとすると、彼らが産休や育休を取りやすくするというのは会社の側の問題 - 問題というより、取り組むべき課題というような言い方をするべきでしょうか - のように感じます。

そして忘れていけないのは、

  • 産休・育休を取る本人 と
  • 制度や手続きを決め、周知する会社、そして
  • 産休・育休を取る社員の仲間

という一種の三角関係があるということ。

だから、たとえば、「産休・育休を取りやすい職場にしよう」というような職場を作っていこうと考えたとすれば、リーダーは

  • 産休・育休を取る本人 と
  • 産休・育休を取る社員の仲間

の両方に働きかけなくてはいけないだろうと思うのです。と言うことは…
産休・育休を取る本人 も

  • 制度や手続きを決め、周知する会社、と
  • 産休・育休を取る社員の仲間

の両方に働きかける…

そんなふうに確認してみると、社員個人が自分の考えや思いを口にできないということがあるとしたら、その原因のひとつがこの相互の関係の複雑さなのかも知れないと感じます。

どの順番で誰に何をどう伝えればいいでしょう?
それはそれは 神経衰弱 な?!^^; 難問ですね。

個人の都合とか必要というものを部署やグループ全体の問題・都合として捉える - その発想がないと、仲間たちの思いを仕事に反映することはなかなか実現しそうにない。そして…
その発想・考え方を共有することをそうあまく見てはいけないという意識を持ってみると、自分ひとりで仕事を抱えて悩んでしまっている仲間の思いが少しずつ分かってくるのです。

 

べき論だけではだめ!

思いが聞こえてこない… というのと、意見が一致しない… というのはよく考えてみると、「相手が分からない」あるいは「自分を伝えられない」という点では同じ症状のような気がするのです。

不一致の原因を突き止める

一つの行動だけが正しく、他の行動はすべて間違っているという仮定からスタートしてはならない。自分は正しく、他の者は間違っているという仮定からスタートしてもならない。ただし、意見の不一致の原因は必ず突き止めなければならない。
・・・「経営者の条件」

出典:P.F. ドラッカー・「仕事の哲学 (ドラッカー名言集)

という言葉を聞けば、相手を理解しよう・自分を伝えようという気持ちに間違いはないんだ! と思いたくなってくるのですが、この “分からない・伝えられない” という状況を打破するのは「相手を聞くこと」からはじめなくてはいけないような気がします。

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意見の不一致を突き止めよう、乗り越えようとする意識を共有できればそれこそ最高の結果を得られそうです。

けれど「突き止めなければ」という切迫感・強迫観念のようなものが前面に出たのでは「相手を聞くこと」からはじめるということも多分、うまくはできないのです。

べき論に走らず、素朴・純粋に理解し合うという気持ちからはじめられるか… こんな精神論はビジネスの世界で通用するわけがないようにも感じますが、その思い込みさえ無くしてしまいたい、そんな気がしています。

 

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