職場の人間関係に迷っても

個性を大切にという話しと、みんなとの協調性を大切にという話し - その両立って意外とむずかしいですね。

一日の大半を過ごす会社の中、上司とか部下とか、責任とか、色々使い分けなくてはいけないような気がするものですが、その使い分けが簡単ではない‼︎ そもそもこの使い分けって必要なものなのでしょうか? 必要なのだとしたら、上手に使いこなせる秘訣とかヒントがあるといいですね^^

ただ、そこでちょっと注意しなくてはいけません。

 

理想を追いかけすぎて理想から離れてしまう!?

上司とはこんなふうに付き合いましょう、こんな上司を目指しましょうと教えてくれる著書の中にこんな話しが語られていました。

中間管理職も、時にはほめます。ただし、ほめるときには、もう随分たってからになっていることが往々にしてあります。
そのくせ、叱るときは、電光石火で叱るのです。

(中略)

叱るのに比べたら、ほめることのほうが、エネルギーが要る行為です。叱るのはそれほどエネルギーが要らなくて、ただ感情のおもむくままに文句をいっていればいいけれども、ほめるのはかなりクリエイティブな作業です。
意識してほめようと思っていないと、ほめることはできません。さらには習慣づけておかないとほめられないのです。

出典:中谷彰宏氏著・「こんな上司と働きたい (PHP文庫)

読んでみて気がつきましたか?
上司の側が上司ってどうあるべき?? に悩み、上司になろうと苦労している(ことがある)のです。もしそうだとすると、部下の側も同じように「どう合わせればいいだろう」と悩むのは、ちょっと切ない感じがしますね。迷子が迷子を捜すようなもので、最初からすれ違ってしまいそうだと思いませんか?

たくさんの自分を演じるのは無理!

実は、このちょっと切ないすれ違いは、私たち自身が、便利で簡単な “秘訣” に頼りすぎていることに原因があります。そのことに気がつかなければいけません。

上司としてのHow To、親としてのHow To、子どもとして、夫として… 私たちは、それはそれはたくさんのHow Toを使い分けなくてはいけないと思い込んでいる - 言い換えると、たくさんの、自分とは違う自分を使い分けようとし過ぎなのです。

「簡単・便利な秘訣に頼りすぎている」 というのは、言われるがままに真似しているだけではありませんか? ということ。それでは、使い分ける自分の数が増えれば増えるほど、ストレスを感じたりイライラに陥ったりする確率も増えてきます。

 

中谷さんが語っている上司像は確かに 「こんな上司ならいいだろうな…」と思う姿をしています。この話しは、子育てにも通じるものがあるような気がしますが、上司にしても親にしても、その理想の像は、一朝一夕にできあがるものではありません。

時間をかけて、自分自身と一体になった像でなければ「理想の」姿とは言えないのです。演じるのではない、自然な自分でいることと自分が理想だと感じる上司像が重なるものであってほしいのです。

だとすれば、今さら考えてみてもしょうがない! ^^; と言わないでくださいね。私たち多くの者にとっては、一朝一夕にできあがるものではないということを理解して、その理想に近づこうとすることの方が多分、あたりまえなはずなのですから。それが、演じたり、演じ分けたりするのではない自然な自分、自然な上司像になる。何より、その謙虚さは伝わらないはずはないのですから。

若い仲間たちとの仕事、うまく進めてくださいね^^