中間管理職 - マネージメントを学ぶ

マネージメント = コミュニケーション⁈

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報連相と書いて「ほうれんそう」? うまいことを言ったもんだと思うのですが、それに対応する上司のための、あるいは会社のための言葉を聞いたことがありません。
(ご存知の方がいたら教えてください^^;)

上司は報告をどう受け取るべきなのでしょう?
上司は連絡をどのように聞き、どのように次の指示につなげるべきなのでしょう?
上司は相談をどのように聞き、判断し、アドバイスするのが望ましいのでしょう?

そのすべてに対応する力を持っているから上司という立場 - 部下と目標を預けられた立場 - にいるのですよね?! だから、報連相のようなガイドライン?は不要なのでしょうか⁇
あるいは、「そういう力を持った人が上司なのだということを良く理解して報連相するように」という部下とのコンセンサスが取られているのでしょうか?

そのために、互いの守備範囲、言い換えれば責任権限は明確になっているでしょうか?

マネージャーとしての初心者に限らず、ベテランであっても、報連相とか、マネージメントという言葉の持つ意味 - 自分の職場での意味 - を職場で共有することが大事なような気がします。

上司はどうあってほしいか - その部下の思いを部下による上司の評価という人事的な評価制度にして運用している会社もありますが、それはとりも直さず、上司と部下の間の意思の疎通 - コミュニケーションをうまくとろうよ、ということの現れのように思います。

listen to what you say
(c) Can Stock Photo / yanc

部下とのコミュニケーション、その基本は「聞くこと」

自分の意見は必要ない! まず相手の話しに集中することが聞くということ

よく言われることですが、上司として部下の話しを聞くときに大切なのは、相手の言うことをよく聞くこと。
そしてこれはあまり言われていないことのように感じているのですが、相手の言うことをよく聞くには、別のことを考えないことが大事です。

別のことを考える - これを別の言葉で言うと、自分がいつもの常識的と思っている “仕事の話しをするのだ” という自分の中にあるフィルター - 先入観 - を切り離すのです。

実は私たちは仕事を考え、仕事に取り組むためのルーティン、あるいは方程式を持っています。
この条件のときにはこう対応する、条件がこう変化したらこう対応するという、それまでの経験を整理して並び替えた手順のようなものです。

ここでフィルターと呼んでいるものは、そのルーティンとも方程式とも、あるいは自分なりの手順とも言える、普段ごく自然に反応している仕事のための反射神経です。

この反射神経は効率性とか収益性、再現性とか責任と権限のようないくつもの判断基準につながっていて、相手の話しを聞きながら反射的に自分なりの判断を下していますから、放っておくと相手の話しに割り込んでしまいます。
ですから、その神経を切っておくのです。

自分が裁可するのではない! 部下に判断してもらうことを目指すのが「聞く」理由

相手の話しを聞くという意味で自分の中のフィルターをオフにするということには、
会社の必要に合わせた判断を相手にしてもらうという意味もあるのです。

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そもそも、ああしろ! こうしろ! という強制力を持った上意下達であればコミュニケーションは初めから必要はありません。そのことをよく認識しておくことです。

若い頃、「事実を報告するのが業務報告であって、自分がどう思うとか思ったとかはいらない!」 そんなふうに上司や先輩に教わった経験を持つ人もいるだろうと思います。人の(部下の)話しを聞くと言うのも同じなのです。

自分が何を大事だと思っているとか、会社の方針がどうだからこうあるべきだという自分の考え、判断は必要ないのです。
自分を黙らせておくことができますか? その訓練が必要ですか?^^

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