自分のやりたい仕事をやっているか - リーダーになるとしたら

自分がどうやって育ってきたかを忘れずに

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私はむかし、会社員として勤めはじめたばかりのころ、先輩から言われたことがありました。

曰く、「ひとつの仕事をあたえられ、その仕事を覚えようとしはじめたなら、次に自分が後輩にその仕事を教え、やってもらえるようにならなくてはいけないということをイメージしながら取り組め」。

当時の私よりも優に二回り以上年長の先輩からのその教えをそう強く意識してきたつもりはないのですが、いつの間にか? 私自身も二回り以上若い同僚を仕事仲間に持つようになって、よく似たことを言っているのに気がつきました。

曰く、「仕事は覚えて半分。こなせるようになってはじめて一人前。あたえられた仕事を覚えたらそこからがスタート。自分なりに・自分を活かして・自分の創意と工夫でこなせるようになれ」。

教えられ、教えてきた仕事を振り返ることは、自分がどんな組織人であろうとしているのかという、現在の自分を再認識するためのひとつの方法だろうと思うのです。

いつまでも同じ仕事を続けるわけにはいかない?

会社という組織の中で仲間と協力してひとつの目標をめざすのであれば - 多くの会社がそうやって何らかの目標を持って企業活動しているでしょうから - 教わっていた立場の者もいつしか教える立場になる… それが普通のことなのでしょうね。

そのことを会社経営者の立場から見れば、(ひとりの社員が)”教えることができる者” に育つということは、その社員が適切に仕事に取り組んできたことの証と映るのではないかと思います。

もちろん、後輩の面倒(教育や躾など)を見ることだけでなく、会社の方針とか部門の目的にあっているか、経済的な効率は確保できているかなどなど、見識や判断など、自ら鍛えなくてはならない能力はさまざまです。

それでももし、もうひとつ高い - リーダー - の位置に立って、チームや部署、組織をまとめ・けん引することを求められたとしたら… その社員は会社にとって望ましいレベルに成長したと言われているのと同じことになります。

仕事のやりがいをどこに求めているかを確認してみよう

そして、リーダーになることを求められたとしたら、社員の側にとってはそこに新しい問題が生まれます。

最初から役職というステータスを求めていたのであれば問題にはならないでしょうね。
管理する側に立つよりは、製造や顧客に直接対面するいわゆる現場の仕事を望む者だったとしたら… という話しです。

会社という組織の意思が理解できるようなり、その方針を実現するために自分を活かす -
もしかすると、会社員として歩いていく者はそういうレベルの自分を目指すべきなのかも知れません。

組織としての業績の良し悪しが、社員としての自分たちの生活を決めてしまう… そんな関係だとすればなおさら集中力を高めてリーダーとしての視野をしっかり持たなくてはいけないでしょう。ただそれでも、リーダーを自分の仕事にできるかどうか - というより、自分の仕事にしようと思うかどうかはとても大きな問題ではないかと思うのです。

あなたがリーダーに選ばれたとします。
自分にはリーダーの才能がない… と、そんなふうに気後れすることはありません。そんな気後れは捨て去ってください。
リーダーが中心となっていいチームワークを発揮できるかどうかは、才能より心がけで決まるのです。

(中略)

大事なことは、リーダーとしての努力と工夫ができるかどうか。会社は、その。ことをよくわかっています。それができない人には、リーダーの役目を絶対に回さないのです。

出典:阿比留 真二 氏著・「最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする (単行本)

 

リーダーになるということが新しい自分への挑戦だとしたら

私たちはいつまでも同じ位置に立って、同じ自分でいつづけてはいけないのでしょうか?

少なくとも、自分の思いや自分を活かしたいと望み・考えた末にたどり着いたところがそれまでと同じ自分だとしたら、それなりの満足は得られるのかも知れません。

ただ、人事というような経営の視点から見ると、年齢と役割り、果たせる責任、持てる力量にはそれなりのバランスというものがあるのです。ずっと同じ自分ではいられません。

30代、40代、50代と年齢が変われば求められる役割・責任・力量などなど、みんな違ってきます。
年齢と社会的な立ち位置、家族構成などと給料を連動させていたのが年功序列という仕組みでしたが、今はその(給料の面の)年功序列は意味を持たない… 崩壊しようとしていると言われます。

ところが、給料を切り離したところで求められる年功序列は厳然として存在しているのです。

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勤続3年、あるいは5年を過ぎてベテランの域に入ったのだから… と私が会社員になったころにはよく言われたものでした(今はその使い方を間違えるとパワーハラスメントだという騒ぎになりかねませんが)。その感覚の延長線上に、10年社員に求められる仕事のレベルというものがあるということを否定する人はいないだろうと思います。

会社員であり続けようとするのであれば、そういうレベルがあってしかるべき - その覚悟は持たなくてはいけないでしょう。

そして、私の先輩が言ったように、明日の自分を想定して自分の立ち位置・力量を自分で育てる、そんな意気込みを持ってもいいのかも知れません。

 

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