PCはどれくらい身近になったのか

その昔…

パソコンという名のおもちゃにならないように、なんて言いながらPCにお金をかける意味があるだろうかと話していた時代ははるかかなた。

その頃駆け出しだったパーソナルコンピュータなるものは、プリンターと外付けのフロッピーディスクドライブをセットにして100万円なんてする見積りが出て来る製品だったのです。一般家庭向けの家電を扱う量販店も今のような形になるずっと前のこと、「PCのワープロはだめだね。ワープロ専用機でないと」と言われていた頃のことです。

そして今は

そんな昔のことを引き合いに出してみればなおさらのことですが、PCとかコンピュータの技術がどれくらい身近なものになったかがわかります。

文字を書くのも読むのも、線を引くのも、写真を加工したり印刷したり。オーディオを鳴らしたり、動画を見たり、画像をデジタル化したり。

そうやってできたものをインターネットやクラウドを介してほかの人たちと共有したり。

できないことがどんどんなくなって、PCとiPhone/スマートフォンの間もどんどん近くなって、パソコンを持ち歩かなくてもPCでやっていることに限りなく近いことができるようにもなっている。PCはもちろんプリンターも連れて歩くことができますもんね。

PCで仕事をこなすということ

日常、手元にあってあたりまえのPCなのですが、仕事の場では、ファイルに残すとか、ファイルをやりとりするというように、ファイルを意識することが多いように思います。その意識をするからこそ仕事なのでしょうが、このファイルなるものを意識するほど、仕事が複雑に、むずかしくなるから不思議です

ファイルというのは、仕事の記録と言ってもいいだろうと思うのですが、私の仕事のように、ファイルが納品物ということになれば、それはもう悩ましい話しになるのです。

自分が仕事を楽に進めるための中間生産物なのであれば、作り方も保存の仕方も自分の思うようにできそうですが、納品物となるとそうはいきません。
たとえば、「文字コードをどうするか⁇」なんてことを考えなくてはならなくなります。

「あいうえお」と書いて保存しただけではだめで、その「あいうえお」をどんなシステムで使うのかによって、「あいうえお」とは似ても似つかない暗号のような文字群に置き換えたりするのです。

Copy&Pasteしてもだめ! 見てくれは「あいうえお」なのに貼ってみると見えない! なんていうこともあります。

文字だけ考えてもそんな有り様ですから、

  • 画像や
  • 音声

その解像度というようなレベルになってくると、そのバリエーションの多さに驚きます。

PCで仕事をこなす、デジタルな仕事というのは、あたりまえをあたりまえで済ませない、厄介な(^^;; ものだと言えます。

デジタル世代の強み

ただ、平成生まれの若い人たちと仕事をして思うのは、彼らは、文字を書くのに紙やペンを使わないということに違和感がない人たちだということ。文字通り、デジタルの世代なんだなと思うのです。

私のようにPCやキーボードを覚えてきた者と違って、生まれた時から手の届くところにキーボードがあった人たちはスタート時点がデジタルの中にあるのです。

さすがに、ただ「あいうえお」と打っただけではダメだという話しは誰にでも通じるものではないのですが、それでも、システムの違いとか、文字コードの違いという話しにも反応が早いのです^^

あたりまえだけど、あたりまえじゃない

PCの世界には WYSWYG (What You See is What You Get)、見たままに扱える、というコンセプトがありましたが(いまでもあるのかな?)、ファイルを納品物にするというのは、見る人、使う人のWYSWYGを確保してあげるのが仕事だと言ってもいいでしょう

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あたりまえと思って使ってもらえるように、あたりまえじゃないことを操作する - これって、今のコンピュータ技術の限界を確認しながら進めるようなもの。
普通はあたりまえと思われているものですから、あまりたくさんは説明されていないものです。

それを相手にするというのはちょっとストレスな仕事という面もあるかも知れません。そのストレスに負けない専門家になるには、想像力が必要なのかも知れません。

to be continued …