報連相とは、上司がつくる部下のコミュニケーションのこと!

そもそも、上司はどうしたいのか!?

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なぜ、報連相がうまくいかないのか?

私は、クライアント先の企業のリーダーから、よく「報連相がうまくいかない」という相談を受けます。
その理由は簡単で、「報連相の時間をつくっていないから」です。
「いつでもいいから報連相をしてくれ」というのは、一見、効率的です。しかし、部下からしてみると、何か報連相をしたいとき、リーダーはとても忙しく動いているということが多いのです。

出典:阿比留 真二 氏著・「最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする (単行本)

私の上司も、「何かあれば言ってくれれば対応するから」という人が多かったな… と思います。

何を基準にして「何かあった」と判断すればいいのでしょう?  部下の側は、それをちゃんと教わっていないような気がしているとしたら、そのずれ度合いはもう悲しいとしか言いようがありませんね^^;

1, 2, 3… という手順が決まっていて、1 が終わったら 2、2 を終えたら 3 と進めればいい - 上司(あるいは先輩)の方はそう思っている。そこで「分からないことがあれば質問に来るだろう」と思い込み、「何かあれば言ってくれれば対応するから」ときめ細かい?? 一言もそえてあげたのだから、指示は万全だと思っているのです。

ところが、1 を終えるために 2つの判断をしなくてはならない、その判断ができなければ 1 は終わらず、2 へ進むことはできない。

「何かあったら」と言ってもらった部下は、2つの判断ができないことを訴えアドバイスを求めるのですが… 判断ができないのは持たなくてもいい疑問を持って迷っているからだと言われる。「むずかしく考えずに 1 を終えるための手順だけたどっていけばいいんだ」と言われる。

つまり -
私の場合は、「報連相の時間をつくってもらえない」ではなくて、報連相そのものをさせてもらえないという例が多かったように思うのです。

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(c) Can Stock Photo / Nmedia

報連相の成功のカギは上司が握っているのです!

「1 を終えるための手順」を邪魔する要素があるからこそ判断ができなくなっている - そう考えているのに、その受け止め方自体を否定され、迷路のもとに戻れ! と教えてくれる?! のですから、部下が「報連相はするだけ無駄!!」と感じたとしてもその部下を責めることはできないだろうと思うのです。

上司や先輩にとって、「報連相」という言葉はいわば “伝家の宝刀” です。「報連相」といっただけで、それまで口にしていた自分の言葉を見事に分かったような気にさせてくれる言葉なのですね。だから…

1, 2, 3… とたどればいい仕事なんだという説明 + 「何かあったら言ってくれれば…」という仕上げの
「何かあったら… 」の一言が「報連相しなさい!」というとどめの一言になっているのです。上司にしてみれば、それで話を終わりにできるのですから便利この上ないのです。

部下の仕事は続くのに、上司の意識がここで終わりになってしまうのです。

楽をすること = 効率的 ではない!!

もし…

1, 2, 3… の仕事を進めていくには a, b, c… という判断が必要になることがある。ただ、どの判断が正しいかは仕事自体の進み具合と工程の状況によって変わってくる。事前に こう! と決めておくことができないから a, b, c… の判断が必要になったら報告してほしい。判断の仕方やそのあとの仕事の進め方を確認しながら進めよう!

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と指示をしたとしたら、上司の話しは終わりになりませんね。部下の手元で進んでいく仕事の状況によって、自分のところに「報告」が来るはず! ということを宣言したことになりますから。

それでなくてもやることが多い上司は、そうやって自分から仕事を増やすことはないだろうと思います。けれど - 私自身が現場寄りのプレイングマネージャーだからでしょうか? - 「何かあったら… 」という、誰でも言えそうな話しはどうもしたくない! という意識が働きます。

やることが多い上司は忙しい。でも忙しければなおのこと、「その後、仕事はどこまで進んでいる?」と部下に声をかけることは忘れたくないものです。

 

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