リーダーになるには - 実はみんながその答えを知っている?!

仕事には真摯に取り組むこと - その意味が分かってきた

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ドラッカーの著書「現代の経営」で語られている言葉として「仕事の哲学」でも取り上げられているのが真摯という言葉。

真摯という言葉から連想するのはたとえば、「襟を正して」という言葉。
物事に対して真面目に取り組む… そんなニュアンスを感じますが、それが真摯という言葉につながるイメージのような気がします。そしてそれに加えて、「熱心に」というニュアンスが重なるとより一層真摯の意味に近くなるような気がしますが…

この真摯さなる資質に欠ける者は…
(中略)
組織にとって危険であり、上司および紳士として不適格である

というドラッカー氏の言葉を思うと、この「真摯」という言葉が示しているものは少し違う気がしていました。ただ真面目、というだけではないものを含んでいるのです。

その答えが、ドラッカー氏の言葉を解説してくれている『実践するドラッカー【チーム編】』の中にありました。

役割りがあり、
その役割りをOne for All の思いで果たそうとする。
その姿勢をかたよりなく、保ち続けようとする姿勢…
それが「真摯である」ということではないかと思うのです。

著書の中、マネージャーの役割りはこんなふうに開設されています。

マネジャーの第一の役割は、メンバーの一人ひとりのもてる力の単なる足し算ではなく、それぞれの強みを活かしてチームの総和を増やすことです。

(中略)

第二の役割りが、長期・短期のバランスです。目前の成果はもちろんのこと、メンバーの強みを伸ばし、チームへの貢献力を高めるなど長期の課題に取り組むことが重要です。

そしてそのマネージャーになる以前に、必要なものとしてこの「真摯さ」が語られているのです。真摯さを欠く者 - マネジャーであっては困る人 - の例として挙げられているのが…

① 強みよりも弱みに目を向ける者
② 何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心をもつ者
③ 真摯さよりも頭のよさを重視する者
④ 部下に脅威を感じる者
⑤ 自らの仕事に高い基準を設定しない者
⑥ 実践家ではなく評論家である者

だと言っています。

理想のマネージャー、理想のリーダーをみんなが知っている?!

マネージメントの何たるかが分かっているわけでもないのに、管理の仕事は自分の仕事ではない… 漠然とだけれどそう感じていたのは、自分のことだけやっていればいい仕事じゃない⁉︎ ということを感じていたからのように思うのですが、この解説を読んでみれば、確かに、自分のための自分でいてはいけないということがよく分かります。

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自分の分かること・できることだけをやっているだけでは十分ではない(かも知れない?)と言われれば、管理という仕事に誰もがおよび腰になっていたとしても、無理はありません。

ただ、ちょっと不思議です。
および腰になって管理職にはなろうとしないでいる⁉︎ としても、管理職 - 自分の上司 - はこうあってほしいと、ちゃんと知っている… そんな気がするのです。

だからでしょうか。
自分はこんなふうにマネージメントしたいと思い描いて、真摯な One for All を実践したいと苦闘している若い仲間をしっかり支えたいと感じています。

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