日本語の文字、特に漢字は表意文字と言われます*。文字の形そのものに意味があるということですね。

一方、アルファベットは表音文字で、音を示すことはできてもその文字だけで何かを伝えるということはできません。アルファベットを使う言語は、その文字を1つ、あるいはいくつかをつなげ、単語にしてはじめて意味を持たせることができるのです。

ただ最近、私たち日本人も、一文字の意味を感じたり理解したりすることが少なくなっているのではないかと感じることがあります。

MEMO:
*: 厳格には、日本語の漢字を表意文字と言い切れないという学説もあるようですので、興味のある方は調べてみてください。

 

日本国内、インターネットで使われているのは何語!?

特に、インターネットの世界で使われる文字や言葉に触れる機会が増えるにつれ、そのことを強く感じるのです。みなさんはそんなこと、ありませんか?

一文字の意味を考えたり感じたりすることの少ない情報 - インターネットの文字情報にはそんな傾向があるように思うのです。一文字の意味が希薄⁉︎ つまり、表音文字 - ひらがな - の割合が多いように感じているのです。

ただもし、この私の感覚のとおりだとすると、ちょっと解せないことに気がつきます。
それは、なぜ表意文字 - 漢字 - の割り合いを増やさないのだろうということです。

漢字とひらがなの違いって?

たとえば… どのシチュエーションで漢字を使うべきか。

「たとえば」と私は書きましたが、「例えば」と書くとどうなるでしょう?^^;

「状況」とか「場面」と書かずに、なぜ「シチュエーション」と書いているのでしょう?
文字と言葉を変えて書いてみると…

例えば… どの場面で漢字を使うべきか

並べて書いてみて、読み比べ(見比べ)てみると、個人的な好みの話しなのだろうなと思いながらも、どちらが読みやすいとか分かりやすいとか感じませんか?

私の感覚では、 「例えば」 という言葉は “” という文字が表す意味が直感的に伝わってきます。その読みは “たとえば” ですが、その音よりも先あるいは音といっしょに意味が伝わってくるというイメージです。
その一方、「たとえば」は一度「例えば」に置き換えてから意味をイメージするようなタイムラグを感じます。

つまり、漢字の方が文字数が少なく、意味を伝える力がひらがなよりも濃く・強いのじゃないかと思うのです。
もしそうだとすれば、インターネットのような場でより速く、正確な情報を伝えようとするのであれば漢字の方が有利じゃないかと思えるのですが、どうもそうではなさそうです。

 

多くの場合、私たち日本人は書くもの - 手紙とかメール、日記やブログなど - とその内容によって文字を使い分けています。正確に言うと、表記 - どう書き表すか - を使い分けているのです。

書き方を変えるということにはどんな意味があるでしょう?
それはひらがな、漢字をどんなふうに使っているかを思い出してみるとよく分かります。

ひらがなは優しい柔らかな印象を与えますね。小さな子どもに読ませたい絵本はひらがなで書かれているな… その感覚です。反対に、漢字は硬いむずかしそうな印象です。

文字の性質から考えると伝える力は漢字の方が強そうなのに、伝えることが中心のインターネットではひらがなの割り合いが多い?!

ということは…? インターネットの情報というのは

  • 読みやすさ・分かりやすさ と
  • シンプルさ

で出来上がっているということ。

辞書を引かなくては分からないような文字はNG!? 誰が読んでもスムーズに(できることなら直感的に?)何が書かれているか理解できるように… そんな工夫がインターネット上の日本語だと思うのです。

 

書くものや書く内容によって文字 - 表記 - を選ぶということをみんながやっているとすれば、そして読んでいる記事やどんな分野のものかによりますが、私が感じているインターネット語? は私が読んだり触れたりしている記事や分野の現れでもあります。きっと。

これからも日本語というものにこだわって見てみようと思います。
その感覚が、読んでもらいやすい、伝わりやすい文章を書くヒントにつながるような気がしますから。