かまち加工のスペシャリストは際(きわ)かんな

かんなというのは、普通は木材の表面を平らに滑らかに仕上げるための道具。
そのかんなの刃の左右両端だけを使うという特殊なかんながあるのを知っていますか? その名も両際鉋(りょうきわかんな)(「りょうわきかんな」と呼ばれることもあるようです)。

木材にかまちを切るように加工するための道具で、私たちが知っているかんなとは役割りがちょっと違っています。

one of Japanese planers with special figure

文字通り、刃の両わきを使うかんなで、かんなの底の面は平らなだけでなく、木材の端からの位置が一定になるように蝶ねじで位置合わせをする定規がついています。

specific planing style of this planerこの定規の役割りは、ご覧のとおり^^
木材の面から何mmの幅でステップ加工するか(のL字)、その距離を一定に保つためのものです。

加工を急がず、「木目に注意を払う」という木工の鉄則を忘れずに

木材が柔らかいものであれば、このL字加工もあまり苦労することなく進めることができると思いますが、その時気をつけなけばいけないのは、加工を急がないこと

スギやマツ、ヒノキのように木目がきれいに見える木材は柔らかく、加工しやすいと考えていいかと思いますが、加工を急いで刃の出方が大きすぎると木目への食い込み方が強すぎて、削り上がりがささくれたり、裂けたりする原因になります。
そして木工の鉄則、木目の向きに逆らわないように刃を使うこと

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特に、木目の向きに沿った作業をしっかり心がけると、なぜ片際(かたきわ)でなく両際なのか、その意味がよく分かるはずです。
私は右利きですが、常にかんなの左側だけで作業ができるわけではないからです。

木材の右端を加工するとき、写真のようにかんなを引く(の矢印)木目なら右手で作業できますが、逆目ならかんなの右側を使うように写真のかんなの向きを180°逆にして、左手での矢印の方向に引いて使わなければならないのです。

さあ、うまく使いこなせるでしょうか?^^