Windows+Officeのソフトウェアの本来とはちょっと違う使い方

使い慣れた? WindowsとOfficeが作るPC環境

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PCを買う、PCを使うという時、MacかWindowsかの選択肢のうち私が選んできたのはWindows。

ただこのWindowsはOfficeと呼ばれるソフトウェアとのセットで使うようデザインされていると言っても過言ではないほど、MS-WordやMS-Excelとのつながりが強い ものだというイメージがあります。

Windowsの世界で、Wordではないワードプロセッサー、Excelではない表計算ソフトというのはあるのだろうか - そんなことを思いながらも、Word & Excelだけの世界で過ごしてきたようなきがしますね。

Googleスプレッドシートなんていう新しい選択肢を使えるようになってきましたから、CloudとのコンビネーションならGoogleスプレッドシート、PC上のスタンドアロンでファイルを扱うならMS-Excelか(もちろんExcel+Cloudの提案もありますが)、なんていう住みわけが進んでくるでしょうか?? Lotus123の退役以来久しぶりの新風のように思いますし、Googleスプレッドシートは使い込んでみたい気がします。

WordやExcelをどのくらい覚えただろう?

ただ、長い長い時間、Windows+Officeで過ごしてきて、仕事でもツールのひとつにMS-Wordを使っているようなところがあるのですが、WordにしてもExcelにしても、はたしてどれくらい使えているのだろうなぁと思うことがあります

表計算ソフト = MS-Excel のような書き方をしましたが、翻訳を仕事にする私はExcelを表計算ではなく、テキスト処理に使ってきました。

Wordで描き起こした翻訳(テキスト)を、Excelとの連携で(半自動的に)チェックしたり、修正したりしてやろう。確定した翻訳(テキスト)はAccessのデータベースとしての機能に集約して、複数担当の同時作業・コミュニケーション作業を実現しよう - そんな使い方をしてきたのですから、何をかいわんや。

1つのセルに入力できる文字数は半角255文字までとか、入力は32767文字まで入力できるのに表示は先頭から1024文字までとか、Excelの機能や仕様も何度も、さまざまに変更されて今に至っているわけで、その文字数制限をめぐる仕様のあれこれを覚えたのも、Excelで文章チェックとか、用語の確認をしたくてだったのです。

WordとExcelはWYSWYG という言葉といっしょに進化してきたソフトですが、みんなが使い慣れるほどにそれぞれの専門性や守備範囲が独立してきて、”Wordで扱える文字がExcelで扱えない場合がある” なんていうことはあたり前になってきているようですね。

そうやって、10年も20年も、本来の目的とは違う使い方をし続けている私のExcelに対する知識というのはずいぶん偏っているのだろうなと思うのです。

Excel VBAはExcelの一部? Excelとは別物?

翻訳(テキスト)をExcelのシート上で扱おうとするのと同じように、翻訳の品質をExcelでコントロールしてやろうという発想も、本来の機能から離れたところでExcelを利用しようという傾向をますます助長しています。

翻訳という製品のもつべき品質としては共通点が多いけれども、A社、B社、それぞれに仕上がりに対する注文が違うとすればその仕上がりをしっかりと満たさなくてはなりません。

設計図、あるいは仕様書をひとつの様式で繰り返し使えるようにしよう。もし、途中でその仕様に変更があれば、その経歴も保管しておこう - そんな発想でデザインしたのが「翻訳の仕上がり&チェックを確認する」ダイアログです。

記録、確認用のシートデータと連動して使う設計ですが…

Function designed with Excel VBA
Excelでデザインした翻訳チェックシート管理用ダイアログ
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シートデータ上で翻訳(テキスト)をチェックした後、修正箇所を自動的にカウント。その結果をいくつかのカテゴリーに分けて集計結果の表を作り、その内容をグラフ化して見えるようにする - そこまできてようやく、表計算ソフトの本来の領域に戻ることができるのです^^

シートでデータを扱うのがExcel的? だとすると、VBAを使ったダイアログを介してデータを集積する - そのExcel + VBA はExcelの一部だろうか? それともExcelとは別物だろうか?

Googleスプレッドシートとの連携を目指しながら、もう少し勉強してみようと思います。

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