マイホームの寿命 - ”木造築40年=鉄筋コンクリート築50年” ということは?

いつもの住まい - 気を抜かず気を配っていますか?

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売却してから7年経っていますが、当時の私の実家 - 木造ツーバイフォー - は築41年目に入ったところでした。家内の実家はマイホームの形態とすれば当時は珍しかった鉄筋コンクリート製で築50年!

それぞれに、一般的に言われている耐用年数 - 家屋としての寿命 - をほぼまっとうして、そろそろ建て替えを考えた方が… という年齢です。

というより、私の実家の場合、トタン張りで仕上げた屋根はところどころ釘がさびてトタンを止めることができなくなっていて、台風の風にあおられてまくれ上がってしまうというありさま。
この釘であいた穴をふさぎ、屋根の木材がしっかり釘を受けとめられる場所に打ちなおし、防錆の処理をほどこす処置をして使い続けていましたが…

家屋の寿命という以前に、トタン屋根の寿命というのはどれくらいなのでしょう?
金属製であれば、一説には10年から20年ほどと言われていますよね。

実は私の実家の場合、外壁もプリントのトタン仕上げでした。そのトタンの外壁の耐久性(寿命)を心配した両親が、トタンの外壁の上から特殊プラスチック製の不燃性ボードを外壁として貼り直し、化粧直ししたのが、築20年のとき。

やはり、外壁としてのトタンのつなぎ目からはがれが起こり、錆止め処理された特殊な釘もゆるんだり、抜けたりが目立つようになっていたのです。

そして、屋根の鼻隠しとか端隠しと呼ばれる板にステーを釘でとめ、固定されていた塩化ビニール製の雨どいが、ところどころ歪んだり外れたりして雨どいとしてまともに機能しなくなっていたのも同じ築20年のころ。
つまり、その兆候は築15年くらいからはっきりと現れはじめ、放っておくには… と感じるようになっていました。

築15年を待たずに使い物にならなくなったのが、プラスチックの部品とアルミニウム製の板材でできた、横に引いて使う蛇腹折りたたみ型のシャッターでした。リビングとダイニングルームには高さ2mのもの、和室寝室の1間の窓には高さ90cmのものが付けられていましたが、特に大型2mのものは、折りたたみ部分の構造を作っているつなぎの部品の動きがしぶくなり、築10年を待たずに部品を購入することができなくなって、使えなくなったのです。

築40年のころになって顕著になったのは、木製の玄関の扉、その表面の劣化が激しかったこと。

すべての窓がアルミサッシでしたが、その鍵のラバー製の部品が完全に劣化して落ちてしまったり、鍵のロック部品が外れてしまったり、鍵そのもののかみ合わせができなくなったりと散々でした。
この症状はすべての窓に出ていましたから、錆びない?! アルミ製品?? という迷信は早めに捨てた方がいいように感じます(もちろん、40年前のサッシより今のものは品質も耐久性もすぐれているだろうとは思うのですが)。

毎日つかうものは大丈夫?!

マンション住まいを続けていると分かりますが、「長期修繕計画」というものを立て、管理費を積み立てるなどして、一定期間が経った建物の部分を補修したり修繕したりということをやりますが、木造にしても鉄筋コンクリート製にしても、一軒家と同じように、長く住み続けるためのメンテナンスが欠かせないことは確かです。

水回りや台所のシンク水道排水管などは、今日の生活に直接影響があるという感覚が働きますから、何かあればすぐに対応しますね。

水回りの修繕などはその日のうちに対応してくれる業者がいくつもあるくらいですから。

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バスタブ湯沸かし器給湯器も同じですね。
消防器具や自宅に浄化槽を持っているような場合には法定検査などの縛りがので、比較的無難に検査や交換をしますが、特に湯沸かし器、給湯器などは意識していないとちょっとあわてることになるので注意が必要です。

毎日使い続けているもの寿命が短いのは分かります。
ただ同じように、屋根とか外壁、玄関周りや雨どいなど、もともとの家の形や住み心地を守ってくれているものは、もう少し気を配らないといけませんね。

家中のアルミサッシを総取り換え!!? なんていうことはそう簡単にできることではないと思いますから^^;

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